映画館の館長にこの仕事を辞めたいと話を持ちかけると…
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「えぇ⁉︎君に辞められたら、困るよぅ…」
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と、私のスカートから覗く足を舐めるように見下ろす…
スケベを通り越し、既にセクハラの域に達しているこの館長の行動にも、嫌気がさしている。
この間、入った映画が少しエッチなものだった時も、
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「これ、まだ公開前だけど、君になら観せてもいいよぅ…一緒に見ようか。」
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と観せられた…
濡れ場シーンが来ると…
モゾモゾと腰を動かしながら、偶然を装ったかのように手の甲で脚に触れたり…
トイレに入ると、こっそり私が用を足す音を聞きに来たりと、行動はエスカレートの一途を辿っている…
もう我慢の限界だ…
この間、街を歩いている時、リサイクルショップの前を通りかかると、アルバイト募集の張り紙が貼られていた…この映画館で働いているよりはマシだと、既に面接も済ましている。
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「もう決めたんで…」
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と、冷たく言うと
急に館長の表情が変わる…
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「なら最後に抱かせろよ…」
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最低だ…
あり得ない…
何を言うのだこの男は…
歳は、若くもなく…
顔は…別に不細工とまでは言わないが…パッとしない感じ…
兎に角、この男とだけは、SEXは出来ないと思う…
その男から、やらせろと言われている…
冗談…冗談じゃない!
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「嫌です。」
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表情を変えることなく答えた…
すると、いきなり襲いかかって来て…
両方の手を掴まれる…
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「やめっ…!」
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両腕を片手に持ち替えると、口を押さえられた…
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「黙れ…殺すぞ…」
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声のトーンが一段に下がる…
怖い…助けて…
ワイシャツのボタンに手をかけると、一気に下に力一杯下ろした…
全てのボタンが千切れる…
次にブラジャーの上から、胸を痛いくらいに鷲掴みに揉みしだいた…
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「痛ぃ…」
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怖くて声が出せなくて涙がボロボロ零れた…
首元に顔をうずめてくる…
耳の後ろをベロベロと舐められ…ゾクゾクっと寒気を催す…
実は、さっきからトイレに行きたかった…
その寒気とともに、垂れ流してしまう…
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「あ…何やってんだよお前…
もったいない…僕が飲んであげるからね…ほら…少し我慢して…」
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冗談じゃない!
気持ち悪い!
辞めて!
その願いは届かない…
スカートを捲り上げ、パンツに顔をうずめる…
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「ジュルジュル…はぁはぁ…しょっぱい…ジュルジュル…」
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涙が止まらない…
大嫌いな男に…
一番触れて欲しくない場所を、吸われている…
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「もう我慢できない…」
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と、何を思ったか、カチャカチャとベルトを外し、ズボンを下ろすと、自分でマスターベーションを始めた…
勿論、また、私の下着に顔をうずめ匂いを嗅いだり、ペロペロ舐めたりしながら…
え?し…しないの?
それならそれで助かる…
しばらくそれをしていると、
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「うぁ…」
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と、白いものを私の足元に零した…
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「あはぁ…はぁ…ふぅ…」
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と、慌てたように立ち上がり
ズボンを履くと
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「辞めないよね?」
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と、この後に及んで聞いてきた。
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「勿論、辞めます…」
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と思わず言うと、館長は涙目で部屋から出て行った…
こんな所にいつまでもいられないよ…
作者ナコ
女の子読まないで。
少し実話を元にしてる