【重要なお知らせ】「怖話」サービス終了のご案内

中編3
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GPS? ②

毎日遭う不気味なZ。

たまらなくなった私は主人に相談することにしました。

「それは気持ち悪いな。」

「必ず前から来るねんよ。ホンマ頼むわって感じ。」

「同僚さん二人には感謝するよ。多分、勤務地は割れとるね。顔も特徴あるから覚えとぉやろ。」

「特徴て。なんか嫌やね。普通に通勤したいのに、邪魔されて。」

「どこの世界でも障害物はあるよ。ただ、危害加えられんようにせな。なるべく一人は避けて。」

「うん。気をつけるわ。」

「それと。出来たら転勤希望出したら?マズい?」

「いや、それは大丈夫やけど。そやね、仕事内容見て出してみるわ。」

あくる日、いつもお弁当な私ですが、月に2回ほど外食を楽しみます。

大勢で、少数で、時には一人で。

この日は一人でした。

「なに食べようかな〜。」

ゆったり歩いていると。

「うわっ、またZやん。」

前の歩道をZがゆっくり渡ってきます。

直視しながら薄ら笑いで。

全身泡立ちました。

兎に角、Zを巻かないと。

近くに人通りの多いショッピングモールがあるので急いで駆け込みました。

その中の一軒のお店に入り、柱の陰の奥まった座席に座りました。

「とりあえず、巻けた。」

このモールは各階に飲食店が点在し、もし私を探そうとしても容易ではない筈です。

しかもこのお店、敷地も広く、私の選んだ座席は柱に隠れ、容易には見えないのです。

ゆっくり食事をしながら外の様子を見ていました。

「大丈夫そう。」

食事を終え、ゆっくりコーヒーを飲んでいるとだんだん落ち着いてきました。

そろそろ帰ろうとお勘定をしてもらいました。

レジの後ろが全面鏡になっているのですが、何気なく見渡すと。

「⁉︎」

Zがこちらを向いて座っているのです。

飲み物をすすりながら、でも、目線は私。

しかも薄ら笑い。

鏡越しに目が合うのは余計に恐ろしい。

「なんなんよ、一体• • • 。」

「• • • 様、お客様?どうされましたか?」

「え、あ、ごめんなさい!」

「では、680円のお返しとレシートでございます。」

「ごちそうさまでした、ありがとう。」

「ありがとうございました。」

私がお店を出る時、Zはいつもの薄ら笑いでやはりこちらを直視しながら座っていました。

その日は午後から社用で出かけました。

隣の区にあるその場所へはバスを利用することにしました。

用が済み、帰りのバスを待ちます。

暫くするとバスが到着しました。

後ろ側の座席に腰掛け、終わった書類に目を通していました。

何駅過ぎたでしょう。

ふと、前を見ると。

「なんで• • • 」

運転手の後ろの吊革を持ち、薄ら笑いで私を直視するZがいました。

バスを降りてタクシーで帰社しようか。

色々考えましたが、このバスを降りるにはZの横を通らなければなりません。

でもこのまま薄ら笑いで直視とか耐えられません。

私は別のお客さんが降車する機会を狙い、Zの横をすり抜け、無事降車することが出来ました。

バスを降り、タクシーを捕まえる時、Zを乗せたバスは発車しました。

立ち位置を私が降りた方向へ変え、こちらを直視していました。

もちろん薄ら笑いで。

GPS? ③に続きます。

ご拝読ありがとうございました。

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黒歌様
いつもありがとうございます。
はい、本当に怖かったです。
精神状態が不安定になります。
こんな目に遭わない黒歌様は幸せ者ですよ(*^^*)

返信

ふわぁー、怖いですね。
自分はこのような体験したことはありませんね。

でも、体験してる人はどんなけ怖いでしょうね.....

返信

uniまにゃ〜様
強い!
羨ましいです!
uniまにゃ〜様はかわいい顔立ちなのかしら。
私はよくキツそうとか言われますが、実は弱っちいのです(/ _ ; )
幼い頃から武道はやってますが、なかなか実践はできません。
いざ!な時がないのかも。
いざ!となれば使えるかしら^^;
GPS? ③もよろしくお願いします。

返信

自宅がバレていなくて良かった(T_T)とは、言いにくいですね

私は自宅前の道路で、車に乗っている人に家を監視されていました。
警察は「被害者が欲しいんだよねぇぇ」と、口にして相手にされませんでした
ご近所さんとの連携プレイ??協力してもらい、捕まえて頂きました
後からその方の職場、自宅、家族関係を調べさせて頂きました

あとは、広いお店(リサイクルショップ)で、知らない人に
ずーーーっと付け回されたり…お店を出る時までずっといた。もしかして万引きと勘違いされた??

ここ最近では、同じアパートの住人が、私の出勤時間に2階の通路から、私が車で出ていくまで覗いていました。3年くらい続いたので、こっちから声かけて「おい!!コラァ!!!!」と
怒鳴ってやりました。近頃そいつは、目を伏せて過ぎ去る様になりましたよ
(^_^)/悪いねぇ~思っていた顔と性格じゃなくてぇぇ…女だと思って舐め腐ってるからだよ

戦える女だっているんだぜ…と、思い知らせてやりました

因みに、上記の3件は私の勘違いではありません。知り合いに確認して貰ってから行動に出ています。

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