【重要なお知らせ】「怖話」サービス終了のご案内

中編7
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旅館

俺とABで旅行に行くことになりる○ぶで今行き先を探していた。

俺「う~ん…B良いとこあった?」

B「ねぇよーん」

A「ここどう?俺的にはいいけど。」

俺「え~と何々…ウンウン…フムフム…なるほど…へぇへぇ…」(・о・)

A「どう?」(°▽°)

俺「いいんじゃない?Bはどうよ?」

B「あー、良いね!」( ・∇・)

A「だろだろ!」( ^∀^)

俺「この辺って泊まるとこあるけどさぁ山奥の旅館とかに泊まってみたいんだよね。」

B「何故?」

俺「ほら、あれよ温泉とか」

A「あーあなるほどいいんじゃない?」

B「賛成」( ^∀^)

俺はすぐにPCを開き探してみた。

sound:31

俺「有ったぞ。」

A「どれどれ…」(^^))

B「おぉ!いい感じ!」

っと言う感じで予約も入れ夏休みが楽しみになった。

……………………(・∀・)ナツヤスミダー

俺「え~とここで良いのかな?」

A「おはよう!」

B「おはよう、ファ~ア」(´о`)

俺「お前昨日は何時に寝たんだよ(笑)」

B「確か…ネトゲして…テレビ見て…ニ○ニ○見て…3時は過ぎてたな。」

俺「俺熟睡」

A「俺楽しみで1時ぐらいまで寝れなかったわ」

B「ま、とりあえず電車のろ」

sound:38

ガタンダタン…ガタンダタン…

俺「席空いてないなぁ」

B「優先席空いてるけど…Aすわるか?」

A「お前が座れよ!」

俺「優先だしお年寄り来たら譲れば良いんじゃない?」

A「じゃ…」

アナウンス「次は~○○~○○」

俺「この駅の次の次かな」

その駅でパット見70代ぐらいのおばぁちゃんが来た

俺「A」

A「よろしければどうぞ」

お年寄り(以降C)「あ、ありがとうございます。すいませんねぇ。」

と言うと腰をおろした。

A「何かいいことした気分だ。」

俺「まぁ当たり前の事だけどな。」

C「貴方達今からどこ行くの?」

B「○☆(以降東京)にいきます」

C「東京かぁ、偶然だね私も今から行くところだよ。」

A「ほんとですか!偶然ですねぇ。」

俺「ちなみにどちらに?」

C「家に帰ってるんですよ、家が東京の日山岳の旅館。」

俺「え!?今から俺たちが泊まる旅館ですよ!?」

C「あら、何処かで聞いたことがある声だと思った。一緒に行きません?ここら辺の道は迷いやすいですからね」

勿論俺達は一緒に行くことにした。

C「分かったわ何か孫に見えてきたわ(笑)」

俺「お孫さんは?」

C「えぇ…今音信不通で何処にいるやら。」

B「そうなんですか。」

A「あ、ここですよ、東京駅」

俺「じゃあ降りましょうか。」

C「よいしょっと。」

降りた先には目の前に個人商店が2件あるだけであとは田園風景が広がっていた。

sound:1

俺「良いとこだなぁ。」

と言うとすかさず伸びをした。

おばぁちゃんは今バスの時刻表を見ている。

C「あと8分後だよ。」

俺「ほんとですか!良かった…」

C「運が良いよ1時間に一本出るか否かのバスだから。」(^-^)

どんな間隔なのか見たかったのでバス停に近づいた。

俺「ウヒャー今日の最終便じゃん今から乗るの…」

A「マジかよ!?」Σ(゜Д゜)

B「え!?」(゜ロ゜)

C「まぁ仕方の無いことだよ、駅前に商店が2件だけの町なんてそうそう無いしね。」

……………………………………………………

C「ここが私の旅館。」

俺の目の前にある建物は板の塗装が剥がれ廃墟を少し良くした感じの建物だった。

sound:27

C「入ってどうぞ」

何故かおばぁちゃんは正面玄関の鍵を開けた。

よっぽど客来てないんだなと確信した。

俺「失礼しまーす。」

C「これが101号室の鍵、3人分ね。」

B「ありがとうございます。」m(。_。)m

A「ありがとうございます…」

廊下を進むとおばぁちゃんは個人の部屋?に入ってった。

俺「Aどうした?何か鍵の持ち方変だぞ?」

A「俺の鍵濡れてるんだよ。」

俺「ハァ?…って確かに濡れてる。」

B「錆びなきゃいいだろ錆びなきゃ」(・-・)

A「まぁそうだな。」( ^∀^)

俺「鍵開けるぞー」

sound:27

sound:26

A「あ、思ったより広い!」( ^∀^)

俺「写真と全然ちがーう!」(^◇^)

B「おぉ!広いじゃん!」

と、思い思いの感想をいい終えたら早速遊びに行こうと言う話になった。

俺「えぇとここら辺は…」

sound:30

俺「海水浴場、東京公園。」

A「え?」

俺「どちらかと言うと冬にくるといいみたい…

スキー場、かまくら展示祭、地域対抗雪合戦…」

B「マジィ?」

俺「マジィ。」

A「まぁ公園と海水浴場行くか。」

B「夜は夏恒例のあれ、肝試しやらねぇか?」

俺「肝試し!?」

B「良いじゃん!俺は賛成、お前は?」

A「分かったやろう。」

夜になるまで公園ではウォーキング海水浴場では海の家でかき氷をたらふく食べた。

俺「そろそろ旅館で飯だな。帰るか。」

B「やる順番間違えたぁ先にかき氷くえば良かったぁ…」

A「俺も…ゲフ…」

俺「………………」(^o^;)

→→→→→→→→→→→→→→→→→

A「ただいま~」

もう自分の家みたいな感じだった。

外で沢山遊んで…家帰ってきて…晩御飯食べて…

まさに童心に帰っていた。

C「はい、今日のごはん、鯖の味噌煮、お漬け物等々で和風にまとめてみました」

中華テーブルにおかずが乗っけられてもう一家団欒の時間になっていた。

C「今日は何処にいってきたの?」

と、お漬け物をつつきながらおばぁちゃんが言う

俺「海水浴場と公園で遊んで来ました。」

A「はい、……ゲフ…」

俺(かき氷2杯でやめといて良かった…)

C「かき氷食べて来た?」

B「はい美味しかったです…ゲフ…」

C「食べ過ぎてお腹一杯になっちゃったでしょ」

B「ず、図星です。」

C「あんまり無理しなくて良いからね。」

この一言でもう俺のおばぁちゃん見たいに感じてきた。

B「はいすいません…」

C「あら?半分以上食べてくれたのね嬉しいわ」

B「じゃあごちそうさまでした。」(・人・)

C「はーい。」

俺はあまりの美味しさにおかわりをしたがAも全部食い終わる前にリタイア。

B「よくくうなあ」

俺「お前らが…モグモグ…かき氷…モグモグ…何か…ゴックン…食わなければ良いだろ。」

C「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!」

sound:39

俺「何だ?何だ?」

A「おばぁちゃんの部屋の方からだ!」

バタバタバタ…

B「なにしてんだよA!早く開けろよ!」

A「何か…引っ掛かって…動かないんだよ!」

俺「おばぁちゃん!」

ダンダンダン!

俺「おばぁちゃん!おばぁちゃん!」

A「B!何かこのドアを壊せそうな物持ってきてくれ!」

B「このドアぐらい足で壊せるだろ!」

A「よし、行くぞ…」

全員「せーの!」

バン……

俺「マジかよ!?」

A「壊れない???」

このドアは押し入れのふすま見たいなやつだったので足で、しかも三人で蹴ったら壊れると思った。

B「俺工具探してくるわ!」(^o^;)

俺「おばぁちゃん!開けて!」

Bは近くのドアから出ていった。

バタン

A「おばぁちゃゃん!」(*`Д´)ノ!!!

俺「どうする?とりあえずBの到着を待つ?」

A「そうだな…」

ドンドン!

俺「B!お帰り!」(^^;)))

俺がドアノブに手を伸ばそうとした瞬間。

A「待て!そいつはBじゃない!」

俺「!?」

A「背が低すぎる…それにそんなに髪の毛長くないだろ?」(´Д`)

俺「そういえば…」

ドンドン!

俺「お、お、お前は誰なんだよ!」

カタ…、

俺「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」

A「ぎゃぁぁぁぁぁ!!」

そこに立っていたのはおばぁちゃんだった。

俺「おばぁちゃん!!どうしてたの!?」

C「ごめんね。驚かすつもりは無かったんだけどね。」

A「Bに会わなかった?」

C「いや、会ってないよ…みんな私の孫みたいでね貴方達とは生前に会いたかったわ。」

俺「おばぁちゃん?」

C「ごめんね…少しだけだったけど楽しかったよ、そろそろ時間だわ。B君にもこの事伝え……」

と言うとおばぁちゃんは居なくなってしまった

俺「おばぁちゃん!!」

B「持ってきた……?」

…………………………………

B「え?おばぁちゃんが…?」

俺「そうなんだよ……」

B「そんなわけないだろ!」

と叫ぶとドアを壊し始めた。

俺「おい!やめろって!」

A「ばか野郎!おばぁちゃんの形見の宿だぞ!」

ドアは一瞬で壊れた。

全員「………」

俺「嘘……だろ……」

俺たちの前に現れたのはほぼミイラと化したおばぁちゃんの姿だった。

B「ばぁちゃん…」(;つД`)

A「う、そんな…」(´;ω;`)

俺「ワーーーン!」(。>д<)

泣きがおさまりかけてもばあちゃんとの僅かな思い出が蘇って泣き止むことは無かった

俺「ど…うする?」

B「まだ成仏してないだろ…きっと」

A「南無南無しかしらないぞ。」

俺「そこだけリピートするか?」

全員「南無南無南無南無南無南無南無南無」

そこだけを30分位いい続けた。

俺「グッ………」

また涙が込み上げてきた。

A「葬儀屋呼ぶべきじゃ…」

B「そうかもしれない…」

そして俺達は明日の朝から葬儀屋を探し俺たちだけで葬式を始めた、俺達の貯金を切り崩して。

葬式が終わり俺達はこんなに複雑な思いで残りの夏休みを過ごしたのははじめてだ。

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