前回の話の続きですが、書きやすく書いてるので気にしないで下さい。
ざんばらの髪の女の話が終わったのはもう夜になっていたんだよね。
そのあと、細川に家に帰ると伝えて帰宅したわけ。
細川の家から俺の家まで5分もかからない距離。
ちょうど、まっすぐいくと俺の家があるんだ。
夜になると道はすごく暗くて、街灯があるのに薄暗い。
その帰宅途中、後ろから何かがいるのに気付いてぱっと後ろをみると猫だった。
俺は安心して「なんだよ~猫かよ」とつぶやいた。
また歩き出すとさっきとは違う足音だ。
「ぺたっ、ぺた、ぺた、」
この足音を例えると、ゲームのバイオハザードをやっている人はわかるかもしれないが、「リッカー」みたいな足音だ。
それに聞き覚えがあったんだ。
まさか、ざんばらの女?と思うと俺は怖くて振りかれなかったんだ。
あともう少しで家につく。
早歩きで歩くと、足音も次第に大きくなっていた。
もう限界だと思い、走ったら「ぺたっ!ぺたっ!ぺたっ!ぺたっ!」ってついてきて、きづいたらはんべそ書いてたんだよね。
逃げている途中、街灯に映し出された薄い影に目をやった。
それはまさにバイオハザードのリッカー、貞子3Dに出てきたモンスターのように四つん這いになりながら追いかけてくる姿だったんだ。
猛スピードで家の玄関のドアを開け鍵をかけると、女はドアに向かって体当たりをしてきたんだよ。
「ドーン!」と鳴り響いた。
その音にきづいた母親が奥から出てきた。
母「なに?今の音」
俺「いや、な、な、なんでもな、ないよ」
母「声震えてるけど、大丈夫?」
俺「う、うん」
しばらく放心状態がつづいたんだ。
それもそのはず、だって変な奴に追いかけられたんだもん。
数分たった時、とっさに細川に連絡したんだ。
細川「ん?どした~」
俺「ほ、ほそ、ほそかわ」
細川「おい、声が震えているぞ。どした?」
今までの出来事を話した。
すこし時間が止まったような静寂に包まれた。
口を開いたのは俺のほうだった。
俺「どう思う?」
続くように細川も口を開いた。
細川「間違いないな。ざんばらの女だな」
後日、あの女の事故にあった場所にいき、細川と一緒に供養をしたんだ。
そのあとは、何にもなくいつもどうりに生活をしていた。
今思うと、あの女の人は何を伝えたっかったのだろう。
作者悠太加