犬、鳥ニ在ラズ物ノ怪デアル。又、在ル者ハ、岩トモ言ッタ。
だが待てしかし、其を確認したのか?してないだろう。確認してないのに何故言い切れる。
ん、私か?するわけ無いだろ。私は、肝助では無い。つまり、怖い物は怖い。
実際問題、饅頭が怖いとでも言ってる奴に任せとけば問題は無い。
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此処に一つの詩がある。まあ、有名だな。
【幽霊の正体見たり枯尾花】
実際、そうなんだよ。
幽霊なんて思い違い。怪物は気象現象。神は人間の無意識が作り出した虚像。
ドッペルゲンガー?世界には自分にそっくりな人が3人居るんだぞ。
それに、40億分の1の確率で自分とDNAがそっくりな人も居る。
宇宙人?宇宙は広い、宇宙人が居ても可笑しくない。考え様によっては人間だって宇宙人だろ。
クトゥルフ?それはH.P.ラブクラフトの創作だろ。
死後の世界?其こそ集団無意識が作り出した、虚像だろ。
私か?そうだよ、死んでるよ。だが、生命活動が停止した訳では無い。
考える事を止めたんだ。昔の哲学者は言ったぞ。
『人は、考える事を放棄した時に死ぬ。』
ほらな、私は色々な事を知っている。だが、全ては知らない。
だがな、私は知っているぞ。この世の事を。
『考えるな。感じろ』ってヤツだ
ん、君が何者かだって?私は知ってるぞ。
君は君だ。何者でも無い。君だ。名前なんて肩書きは要らない。君は君だから。
其じゃあ、私は行くぞ。何処にかって?
其は~何処だ?考えてなかったよ。まあ、私の最大の謎だな。
最後に、此処から北に行った処に小屋が在る。其処を調べてくれ。
私の忘れ物が在るはずだ。其じゃあな
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例の小屋にあったのは、あの旅人の亡骸だった。
~END~
作者退会会員
アクシデントがあり、一度アカウントが飛びましたが帰って来ました。
ご迷惑お掛けしました。
今回の話は、はっきり言って怖く有りません。
それに、私は幽霊の存在を信じています。
もう一度言います。私は幽霊の存在を信じています。