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短編1
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四面楚歌

僕の周りは、敵だらけ。

味方なんて、いやしない。

欲しいなんても、思わない。

【周りと同じにされたくない。】

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ある日、僕はこう聞いた。

「どうして、人を殺してはいけないの?」

あの人はこう答えた。

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「…殺してはいけない?そんなの誰かが勝手に決めたルールじゃない。殺したかった

ら、殺したらいいじゃないの。」

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僕はひどく納得した。

そうか!確かにそうだ!ありがとう。

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「…ドス。グチャ…バタンっ…」

「ひっ…助け…ドスっ」

「…ぽタ…ポタ…ポた」

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僕の周りは、敵だらけ。

全身真っ赤な、敵だらけ。

味方なんて、いやしない。

【周りと同じにされたくない。】

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【僕と同じにされたくない。】

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かなりの時間が経った頃だろうか。

何かのサイレンの音が耳に障る。

…そうだ。あの人も殺さないと…。

僕は鏡の前まで歩いて、目の前に立つ。

そこには、全身真っ赤な【敵】が…。

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「…バイバイ」

僕は手に持っていたナイフを首筋にあてた。

Concrete
コメント怖い
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サワノクラクラリさん
怖いありがとうございます

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ベアトさん
怖いありがとうございます

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はなさん
怖いありがとうございます

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ちゃあちゃんさん
コメントありがとうございます

味方が誰1人いない、自分でさえ敵としている【僕】。
その心境はどんなものなんでしょうか…

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