僕の周りは、敵だらけ。
味方なんて、いやしない。
欲しいなんても、思わない。
【周りと同じにされたくない。】
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ある日、僕はこう聞いた。
「どうして、人を殺してはいけないの?」
あの人はこう答えた。
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「…殺してはいけない?そんなの誰かが勝手に決めたルールじゃない。殺したかった
ら、殺したらいいじゃないの。」
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僕はひどく納得した。
そうか!確かにそうだ!ありがとう。
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「…ドス。グチャ…バタンっ…」
「ひっ…助け…ドスっ」
「…ぽタ…ポタ…ポた」
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僕の周りは、敵だらけ。
全身真っ赤な、敵だらけ。
味方なんて、いやしない。
【周りと同じにされたくない。】
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【僕と同じにされたくない。】
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かなりの時間が経った頃だろうか。
何かのサイレンの音が耳に障る。
…そうだ。あの人も殺さないと…。
僕は鏡の前まで歩いて、目の前に立つ。
そこには、全身真っ赤な【敵】が…。
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「…バイバイ」
僕は手に持っていたナイフを首筋にあてた。
作者赤庭玖繰
どうも、おはようございます。
アカギユウです
今回の話は
「敵が多い話」
となっております。
私自身、よく分からない話となってしまいました。
↓は解説らしきものです
僕=あの人
単純に二重人格と考えてOK
【僕と同じにされたくない】
→僕は僕自身のことも【敵】としている。