短編1
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私の存在

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「おはよう。」

「……」

「……」

「ねぇ~昨日のテレビ観た?面白かったね♪」

「……」

「……」

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いつからだろう…私は虐められている。皆が無視するの…親友の薫も美弥も…

正直辛い…私が一体何したっていうの…

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「ただいま。」

「恵……」

またお母さんが泣いてる…お父さんが険しい顔してる…夫婦喧嘩を見るのも何度目だろう…

私が虐められているせいなのかな…

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私は足早に部屋へと入った…

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「お姉ちゃ~ん」

私には年の離れた5歳の弟がいる。

「浩介…遊ぼっか!」

「うん♪」

「何して遊ぼっか?」

「ぅ~んとね~♪…お絵描き!」

「OK♪じゃぁ~何書く?」

「僕ね僕ねぇ~お電車が良い!」

「じゃあ~お姉ちゃんが格好いい電車書いてあげるね♪」

「うん♪やった~♪」

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私は弟が大好きだ…可愛くて人懐っこい…こうして遊んでいると、虐められている事など忘れてしまう程癒される。

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「ねぇ…お姉ちゃん…」

「なぁに?浩介…」

「どぉして…お父さんは難しいお顔してるの?」

「ん~…大人にはね…色々有るんだよ…」

「ふぅ~ん…じゃあ、お母さんは…どぉして毎日泣いてるの?」

………

………

………

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shake

「お姉ちゃんが…死んじゃったから?」

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