これはこの前見た夢の話
その夢は明晰夢だったが、完全な明晰夢ではないとても不思議な夢だった
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それは学校の放課後のことだ
私は中学生で、1人で下校してた
全校生徒、とゆうか下校する生徒は数十人程しかいなく、学校もとても小さかった
そこから私はなぜか迷うことなく小学校へと向かう
そこで友達の妹(Aとする)と出会い、数人のAの友達と学校の裏の道へと向かった
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その道は草が生い茂っていて、しばらくすると私の腰程の背丈にまでなっていた
どんどん進むとある箇所から突然草は小さいものになり、私は驚いて顔を上げるとそこには古い木造の建物が現れた
その建物はとても古びていて見るからに床が抜け落ちていそうなものだった
また、見た感じ2階建てで、昔は学校だったのか2階の中央には大きい時計があった
Aや、その友達が「入ろう!」と言うので私達は建物に入ることにした
私は最後まで入るのに反対だったが、押しに負けてしまった
入口は特徴的で、正面から見ると1枚の板が見る場所を塞いでいて、横から見ると入口が見える感じのものだ
つまり、入るところは正確には1つだが、入口に向かう所は左右1つずつある
しかし、板側から見て右側は板で塞がれていた
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だいたい入口に入った頃から明晰夢もどきになり始める
頭で物事を考えられるようになり、判断もできるようになった
そこで私が初めに思ったこと、考えたことは
私には霊感が中途半端にあるので、あまり迂闊に心霊スポットには行ってはいけなかったことだ
このときから何かが思い出せなくてずっとつっかかっていた
そんなことを考えながら私は前に進んでいった
なぜかその建物はいちいち狭くて人が行動する為に建てたものとは思えなかった
進んでいくと、段差か階段かわからないものがあって、そこから上の階に行くようだった
上の階が見えてくると上の階はひろいように見えた
あと少しで上の階に着く
そのときだ
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「フッ」
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誰かが上から私の右耳の横に息を吐いた
Aなど、後ろの子はまだ登って来ている途中だ
ここでする嫌な予感
やっぱり私は引き返す事にした
皆はまだ残ると言う
そこで食い止める喧嘩をしているあいだも私は自分の身が危ない気がした
だから私だけ外に出た
今になって考えるととてもひどかったと思う
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外に出ると女の人がいた
白いワンピースに黒い綺麗なストレートの髪、身長は私よりやや上で、裸足だった
外見は高校生ぐらいだったけど、とても落ち着いている雰囲気だった
「こんにちは」
そう話しかけられた
だから私も
「こんにちは」
それ以降は会話が無かった
不思議と恐怖心は無かった
お互い木造の建物をじっと見つめていた
私は忘れている何かを必死に考えた
しばらく考えるとそれを思い出すことができた
それは、私は以前何回もここに来たことがあるはずだということだ
しかし今と違うところが1つだけある
それは、右側の入口が板で塞がれていなかったことだ
それを除くと昔と何も変わらなかった
また、そこにはいろいろな友達と来たことがあったことも思い出した
だけどなぜか建物から出るときが思い出せなかった
その時私はこれが夢であるかもしれない事に気づいた
しかしその記憶は全て現実味があり、とても夢とは思えなかった
ここで夢から覚めた
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夢から覚めて考えてみると、やはりあのことは全て夢だった
今考えると悪夢だ
だけど夢の中のあの記憶は今でも鮮明に残っている
果たして夢の中で記憶は作れるものだろうか
また、夢の中で登場した人物(白いワンピースの女以外)全て実在している私の友達だ
しかしその他の設定は全て違っていた
あの夢は何かを暗示しているのだろうか
また何かあったら報告するとしよう
作者えぬえぬ
読んでいただけたら嬉しいです