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中編5
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ミルウォーキーの食人鬼

あの日、そう、1978年の6月頃だったかな。

18歳だったから。

高校を卒業して、やる事もなくて、いつもブラブラしていたんだ。

そんな時だよ、彼に出逢ったのは。

彼の名前はスティーブンと言ってた。

ヒッチハイカーだったんだ。

僕は一目惚れしてさ、彼を誘ったんだ。

酒とマリファナがあるから、うちに来ないかって。

両親は別居中で、二人とも別な場所で暮らしていたし、弟は母さんが連れて行っていて僕はひとりぼっちだったから、誰にも知られる事はなかった。

しばらくは酒とマリファナをやりながら、僕の思い出話をしたりしてた。

僕なんかと友達になってくれるような奴は今までいなかったから、僕の話を聞いてくれる相手に出逢えた事が、とても嬉しかったよ。

でも、しばらくすると彼は帰ると言い出したんだ。

彼の父親の誕生日だからって。

せっかく出逢えたのに。僕は彼を帰したくなかったんだ。

気付いたら、そばに転がってたダンベルで後頭部を殴ってた。

ただ気を失ってるだけみたいだったから、その後絞め殺した。

気が付いたら、また帰ると言い出すに決まってるだろう?

それから彼の服を脱がして、セックスをしたんだ。

そして彼の腹部をナイフで切り開いて、彼の血をすくって体に浴びた。

内蔵を床に敷き詰めて、その上に寝転んで彼の温もりを味わった。興奮したよ。

その後床下に彼を運んで、バラバラにしたんだ。そのままにはしておけないと思ってね。

ずっとそばに置いておきたかったんだけど、腐り始めてしまったから、仕方なく頭以外はゴミ袋に入れて、近くの森に埋めたよ。

ああ、彼が僕の殺した最初の人間さ。

僕はこの事を覚えておきたくなかったんだ。思い出したくなかった。

だから毎日のように酒を飲んだ。だけどどんなに大量に飲んでも、消えてくれないんだ!

そんな時、離婚が成立した父さんが僕を迎えに来てくれた。

父さんは僕を真人間にしようと必死だったよ。

大学に入れたり、軍隊に入れたりね。

だけどどれもダメだった。僕なんかを理解してくれる人間なんていないんだ。

父さんは僕を母さんに引き渡した。諦めたんだろうね。

母さんのとこで暮らしながら、チョコレート工場に行き始めたんだ。

どこに務めても長続きしないから、もう僕にはそこで働くしかなかった。

つまらないよ、仕事なんてね。だけど仕方ないんだ。

その頃の僕の楽しみは、毎日ゲイバーに行く事だった。

だけどどう話しかけたらいいのかわからないんだ。

色々考えた結果、睡眠薬を使う事にした。

アルコールに混ぜれば、効き目が強くなるだろ?

でも最初の行きつけは失敗したんだ。

睡眠薬をアルコールに混ぜて個室に連れ込んでた事が店にバレて、出入り禁止になってしまって。

でも27歳の秋頃かな、別な店で知り合ったスティーブンっていう黒人とは、意気投合してホテルまで行ったんだよ。

朝目が覚めてビックリしたね。

スティーブンが口から血を流して死んでたんだ。

飲み過ぎて記憶がなかったけど、僕が絞め殺したのは間違いないだろうね。

スーツケースを急いで買ってきて、それで彼を祖母の家の地下室に運んだんだ。

それからバラバラにして捨てたよ。

ああ、でも頭だけは、茹でて頭蓋骨を取り出して、漂白して取っておいた。思い出だからね。

その後も、ジェイムスやリチャードって奴を連れ込んで殺した後にセックスして、バラバラにして捨ててたけど、臭いがすると祖母が父さんに相談しちゃってさ。

父さんが地下室を見に来たんだ。

血が大量にこぼれたままだったけど、もうどす黒くなってたから、なんとか誤魔化せたけど、自立して一人暮らしするように言われた。

新しいアパートに引っ越してから、ケイソンをうちに入れたけど、睡眠薬を混ぜたコーヒーを飲ませてセックスしただけで帰したよ。

だけどそれがバレてしまって、警察に捕まったんだ。

父さんが保釈金を払ってくれたから、1週間で出られたけど。

でもまだ係争中だったから、僕のアパートは警察が監視してるかもしれない。

だからまた祖母の家の地下室でアンソニーを殺して解体したんだよ。

彼は頭蓋骨と性器を記念に取っておいた。

その後ケイソンの事で有罪になってしまって、1年間の刑務所外労働を命じられたけど、ミルウォーキー刑務所からチョコレート工場に通えたし、たまにはゲイバーに寄る事もできたから、特に不自由はなかったよ。

そして1990年の3月3日に仮出所して、オックスフォードアパートメント213号室に住み始めたんだ。

2ヶ月後にはレイモンド、更に1ヶ月後にエディを殺した。

だけどその1ヶ月後に、殺そうとしたら逃げられたんだ。失敗した。

彼が警察に駆け込んだら、すぐに捕まってしまうからね、しばらく我慢する事にしたんだ。

でも我慢しきれなかった。

9月に知り合ったアーネストの喉を切って殺してしまったんだよ。

それから浴室に運んで、首から股間までを切り裂いてから、内蔵を愛撫しながらセックスした。

でもそれだけでは満足できなくて、彼の一部をステーキにして食べた。

人間の肉を食べたら、牛や豚なんて食べられないよ。とても美味だ。

特に上腕二頭筋が美味しい。

それからはデービッドやカーティスも食べた。

なんで睡眠薬を使うのかって?

その方が抵抗しないだろ?口ごたえもしないし。

でも、殺して、セックスして、バラバラにして、写真におさめたり記念品を残したりしても、僕のそばにはいてくれないんだ。

だから僕は、脳を改造して絶対に裏切らない、ずっとそばにいてくれる恋人を作ろうと思ったんだ。

睡眠薬で眠らせたエロルの頭蓋骨に電気ドリルで穴を開けて、スポイドで塩酸を流しこんだんだ。

そしたら、ものすごく痛がって目を覚まして騒ぐから、仕方なく殺した。

トニーは喋れなかったんだ。だからセックスはしなかった。

でも気が付いたら死んでた。

コネラクの脳に塩酸を注入したんだけど、なかなか目を覚まさないしビールも買い忘れてたから、買い物に行ったついでにバーで一杯飲んでから帰ってきたら、コネラクが全裸でアパートの前で座り込んでたんだ。

慌てて駆け寄ったら野次馬が集まってきて、警察に通報されてしまって。

なんとか恋人同士の喧嘩って事で帰らせたけど、また逃げられたら困るから、彼も殺したよ。

マットやジェレミア、オリバーにジョセフも殺して食べたけど、トレイシーが逃げ出さなければ、まだ捕まらずに済んだのに。

。。。。。いや、でも、工場もクビになって、家賃も滞納してアパートを追い出される事が決まってたから、もう無理だったのかもしれないね。

Concrete
コメント怖い
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健二さんこんばんは(*´ω`*)
コメント、怖ポチありがとうございます♡
かなり好きだと仰って頂いて、めちゃくちゃ喜んでおります(*´艸`*)
結構グロいのに偏った作品ばかり書いているのですが、良ければこれからもよろしくお願いします(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾ᵖᵉᵏᵒ

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かなり好きな感じでした

さらりとグロいとことか良かったです

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火の玉さんこんちくわ(*´艸`*)

火の玉さんヤダモテモテ。。。♡(๑′ฅฅ‵๑)キャ

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あなたを食べちゃいたいいって言われた事があります(⌒-⌒; )

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