短編2
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猟奇

あーもうすぐ死ぬんだな・・・

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私は8月の4日に炎天下の中、1人埼玉の郊外の小屋でくつろいでいました。

すると、前方から黒いワンボックスカーが走ってくるのが見えました。

その時妙な胸騒ぎがしたのを覚えています。

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車は私の横で止まると、中から男が数人現れ私を車の中に引き込みました。

私は抵抗して暴れましたが、おかげで薬をかがされ、意識を失いました。

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目が覚めると私は自宅の前で倒れていました。

目立った外傷もなく、ナニかがなくなったわけでもありませんでした。

「夢?」私はそう思いましたがズキンと痛む股間がそれを否定していました。

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とりあえずトイレで小便をしようとジッパーをおろすと・・・

・・

・・・

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ない・・・あるべきものが付いていない・・・

あれ、私はそもそも男なのか女なのか分からなくなってきました。

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という夢を見たにしたかったのですが、

残念ながら、半分は夢ではありませんでした。

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目が覚めると、私はどこかの小屋のようなところにいて、

下半身があらわにされ、性器を切り取られていました。

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泣きたくなる気持ちを抑え、手を動かそうとすると腕が胴体と繋がっていないのです。

足はかろうじて一本繋がっていましたがもう絶望です。

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これでは家に帰ることが出来ません・・・

今思えば、赤ちゃんの時に粉砕機に投げ込まれなかっただけでも

私はエリートなのです。

良くここまで来たと自分を誉めてやることにしました。

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それでは皆さん、私をおいしくたべてね。

猟奇-完-

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うわっ! スナッフフイルム見た感じ。
頭の中で映像化されてます・・・白黒映像に赤黒い色だけが付いているような。息苦しい感じのするような。

嫌いじゃないです・・・

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