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学校の七不思議1 ~人食い鏡

中編4
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学校の七不思議1 ~人食い鏡

これは、ある大学のサークルでの物語である。

A「先輩!今日はここに行きましょうよ。」

B「はぁ~。A、ここは去年行って何も無かっただろう。」

A「そうでしたっけ。あはは」

C「A君しっかりしてよね。」

今日も、ここ心霊研究サークルでは、何度目かも分からないやり取りをしていた。

心霊研究サークルとは、心霊スポットなどに行き、心霊現象を研究するサークルの事である。

心霊研究サークルは、天然でドジの後輩A(1年)と面倒見の良い先輩B(3年)としっかり者のC(3年)の3人構成だ。

B「それにしても、今日は、どこに行こうか。」

今日は、来月提出のレポートの事についての話し合いが行われていた。

C「それなら、七不思議なんてのはどうかしら?」

A「それですよ先輩!」

B「そういえば、七不思議については調べたこと無かったなぁ。」

七不思議 それは、学校にある7つの怪談の事である。七不思議には、知ってはいけない怪談がある。

それは、7つ目の怪談だ。それを知ってしまった者は、良くないことが起こるという。

A「七不思議って何がありましたっけ?」

B「お前、それでも心霊研究サークルの1員かよ。七不思議はな…」

B「1つ・・・人食い鏡

2つ・・・落ちる女

3つ・・・地獄の門

4つ・・・たきこさん

5つ・・・誘いのトビラ

6つ・・・死者と繋がる電話

7つ・・・???

この7つだ。7つ目が知ってはいけないことはお前も知ってるな。」

A「それくらいは知ってますよ。で、どの怪談を調べるんですか?」

B「7つ目も含めて全部だ。7つ目のことを知った後、何が起こるのかを、レポートに書こうと思う。

何か意見がある人はいるか。」

A「楽しそうっすね。」

C「私もそれでいいと思うわ。」

B「じゃあ決まりだな。だが、7つ目を知るためには、全ての怪談を実際に見た後、図書室に現れるという黒い本を読まなければならないらしい。だから今日は、1つ目の、人食い鏡について調べることにする。」

C「人食い鏡って2階の踊り場の大きな鏡が、夜の12:00になると、人を食べるって話よね。」

B「そうだ。実際に忘れ物を取りにいった生徒が食べられかけて、逃げようとして階段から転落したらしい。」

A「楽しみっすね先輩。」

B「遊びで行くわけではないんだぞ。」

C「でも、どうやって12:00の学校に入るの?」

B「それは俺に任せろ。それじゃ、今日の夜、11:30に学校前集合。質問がある人。」

・・・

B「いないな。それじゃ解散。」

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PM11:30

あたりの家一帯は、ほとんど電気が消え漆黒の暗闇が広がっていた。そこには、3つの影があった。

B「皆集まったな。懐中電灯とビデオカメラは、俺が用意した。学校へは、俺が放課後開けておいた、職員室窓から侵入する。」

A「さすが先輩は準備が早いですね。」

C「ごめんねB君任せっきりで。」

B「準備については気にする必要はない。その分、この後は、頑張ってもらうぞ。」

A「任せてください先輩。」

B「頼もしいな。それでは、今から、学校に入る。ついてこい」

学校に入ると、いつもいる学校とは違う空間にいるのではないかと思うほど、雰囲気が違った。

C「確か例の大鏡はこっちよ」

Cに連れられてきたのは、2階の踊り場にある全身が映るほど大きな大鏡の前だった。

C「今何時?」

B「今ちょうど12:00だ。噂によればこのあと…………」

異変はすぐに起こった。

B「Aどうしたんだ。悪ふざけのつもりならやめろ!おいC、Aを押さえろ。」

Cもすぐに異変に気づきAをBと一緒に押さえつけた。異変が起きたのは、Aが鏡の前に立っていた時だ。なんと、Aは自分の指を食べ始めたのだ。指からは血が流れ、歯の跡がくっきりと残っていた。

C「なんなのよこれ!A君しっかりして」

A「ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

B「そういうことか。おいC!俺がAを押さえておく、その間に、持っている懐中電灯で鏡を割れ!責任は、俺が取る。」

C「なんで!」

B「説明している時間はない!とにかくやるんだ!」

C「責任はしっかりとってよね!」

パリン!次の瞬間、鏡は木っ端微塵に砕け散った。Cが鏡を割ったのだ。

B「Aも、すぐに目を覚ますはずさ。」

C「よかった。それより、さっきのアレはなんだったの?」

B「アレが人食い鏡の正体さ。12:00に鏡の前に立っていた奴に取り憑き、その体を食べるんだ。」

C「何でそんなに詳しいの?」

B「俺もアレの正体が分かったのは、ついさっきだけどな。どこの国の話かは忘れたけど、これに似たはなしがあったから…」

C「それで、鏡を割れといったのね。」

B「うん。こんな事になってしまったし、Aが起きたらすぐに帰ろう。」

その後、Aが起き、3人は、家に帰った。Aは取り憑かれた時の記憶はないらしい。これでこの事件は、終わったかのように思えたが………

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「ばかものーーーーーーー!」

B「ヒッ、だからですねオバケが出てですね・・・」

先生「貴様は私をなめているのか?そんな言い訳通じるはずなかろう。夜の学校に入った事は、百歩譲って許そう。だが、何だ!鏡を割るとわ・・・ガミガミガミ」

責任を取ったBの話はまた別の機会に詳しく

残る七不思議

・落ちる女

・地獄の門

・たきこさん

・誘いのトビラ

・死者からの電話

・???

Concrete
コメント怖い
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ホ.ルンホルンありがとう。
残りの6話も頑張るぜ~~~~!

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むぅさんありがとうございます。
残りの6話も楽しみにしていてください。

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レオン     良い話じゃん!
頑張れよ!
レオンなら俺が誰かわかるはず

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はとさんコメントありがとうございます。僕は、廃墟に行った事あります。
途中でライトが何故か切れちゃって、メチャクチャ焦りました。

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心霊スポットには怖くて近寄れない私ですが、学校の七不思議巡りはしたことがあります。やっぱり後悔しちゃいましたけど。。。
これからのお話も楽しみにしていますね!

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shibroさんありがとうございます。続き出るのを楽しみにしていてください。

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ちっちっち♪さんコメントありとうございます。
いつも作品を読んでいただき本当に嬉しく思います。
残りの6話も3月以内には、出すつもりです。

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月舟さんありがとうございます。僕も学校が舞台の怪談は好きで、よく読んだりします。
是非、7話目まで見てください。

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誰も見てくれない・・・悲

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この話は、7話まで続く予定です。最後まで、読んでいただけると、嬉しいです。
コメントもお待ちしております。

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*悲報*先日投稿した真実を寝ぼけて削除してしまいました。読んでいただいた方、本当に、申し訳ありませんでした。

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