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長編13
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覚めない悪夢

この手記を誰かが読んでいるとするならば、恐らく俺はもうこの世にはいないだろう。今は狭い俺の部屋でこの文書を書いている。

一人身だし家族はいない。両親もずいぶんと昔に死んだ。俺の死体を処理をする誰かには申し訳ない事をするが、俺がいなくなって困る人間がいない事が唯一の救いだ。つまり俺はこれから自殺をする、いや、俺の中に潜む悪魔を俺ごとこの世から消すのだ。

これは俺自身の意思であり遺志である。これ以上被害が出る前に食い止めなければならない。

今あいつは俺の内側から這い出て来ようと、何とかして俺の自殺を止めようと、俺を乗っ取ろうとして頭の中で甘い言葉をささやいている。

しかし、これは俺自身がやりとげなければならないことだ。今は酒の力を借りて、強引に精神を保っている。この薬は大量に飲んだら死ぬが、効いてくるまで時間はある。あいつはしばらくは出てこられないはずだ。その間に、俺に何があったのか。なぜ死ななければならないのかをここに書こうと思う。

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人生ある程度過ごしていれば、思い通りにいかないことや不満はごろごろ出てくる。学生だろうが社会人だろうが老人だろうが関係ない。

勿論良いことと悪いことには波があり、人生がうまくいっている人、不幸まみれの人、それは人それぞれだ。私はどちらかといえば後者だった。生きているだけで辛いことは沢山あった。それをここに書くときりが無いため割愛するが、要は人生が上手くいかない事に不満を持っていたと理解してくれればいい。

あれはつまらないミスをして上司に怒られて、むしゃくしゃして酒を飲んだ帰りの夜の事だ。あいつが声をかけてきた。

「あなた。今の人生に満足していますか?」

「この顔を見てそう思えるんなら、あんたは自分の人生にさぞ満足してんだろうな」

「これは面白い人だ。初対面の私にそんな冗談を言うとは」

「悪いが今あんまり気分が良くねえんだよ。宗教の勧誘なら相手が悪かったな。店の客引きだったらお門違いだ。財布の中には小銭が少し入ってるだけだ。千円札一枚ねえ。さっき使っちまった。なんなら見せてもいいぞ」

「ええと、別にそういう類いの者では無くてですね。まださっきの質問にお答えいただけ‥」

「うるさいなあ人生に満足?そんな訳ねえだろ。上司は嫌な奴だし俺だって優秀な人間じゃねえんだ。毎日訳のわからない事が起こってその対処に終われて、頭かかえて一向に慣れない作業やりつづけて、何とかそれを片付けて貰えるのはやっすい給料だ。生活費払ったら生きてくのがやっとのな。貯金なんか出来やしない。すり減るのは精神と肉体だけだ。なんのために生きてるのかわかったもんじゃ‥」

「あーもうその辺で結構ですよ。私はそんな人間のために存在してるんですから。そういう類いの事は聞き飽きてましてね。どいつも大体そんな事言うんですよ。あなたね。私と契約しませんか?」

「契約?名前でも書かせるのか?生憎だが俺は‥」

「まあ話を聞いてくださいよ。私はちょっとした能力を持っていましてね。それは世界を思い通りにできる能力なんですよ。でも訳あって、私がそろそろ消えてしまいそうなんです。私がこの世に存在するためにはルールがあって、契約者の中に潜むという形じゃないと‥」

「酒を飲みすぎたか‥?訳の解らない事を‥今時そんな事オカルトみたいな事を信じる輩なんて‥」

「信じなくても結構です。別にあなたに悪いことしようなんて思っていません。ただこの私の問いかけ対してに契約すると言ってくれればいいんですよ。もう形を保てるだけの時間がないんで、今ここで決めてください。人助けだと思って‥」

「わかったわかった。契約するよ。これでいいんだろ馬鹿馬鹿しい」

そう呟いた瞬間、あいつの姿は消えた。

「幻覚でもみたか‥?早く帰らないと‥」

「いや、助かりました。ありがとうございました。あのままだと本当に存在が消えてしまう所でした」

姿は見えないのに、俺の頭の中であいつの声がした。

「あわわわ」

「私は嘘はつかないので。さっそく契約について細かい話を‥普通は順番が逆なのですけどね」

「な、なんなんだよお前!俺を殺す気か?たちの悪い幽霊かなんかか?!こういう場合はどうすれば‥?霊媒師とかなんとか‥」

「行ってもいいですけど、やめといた方がいいですよ。私幽霊とかじゃないので。そういえば自己紹介が遅れましたね。私は××××と申しまして‥」

「なんだ?急に聞き取れなく‥」

「××××‥あ、そうかこれ人間は理解できないんだっけ。えーと、とりあえずアルと呼んでください。まあ神の一種ですよ。といっても正式な神じゃないのですけど。ほら。日本の神話とかによくでてくるでしょ。ああいうちゃんとしたものじゃなくて、まあ妖怪‥でもこれもちょっと違うな。かといって死んだわけではないから幽霊って訳でも‥だから勝手に神を名乗っています。正直この話はめんどくさいのでこれくらいにしましょう」

「よくわからんが、神様が俺に憑いたって事か?確か世界をなんとか言ってたもんな。‥よし、じゃあ今すぐ俺を大金持ちにしろよ!神ならできんだろ?」

「あなた本とか読まないんですか?神様にも出来ることと出来ない事がありますよ。それは私には無理です」

「じゃあ何が出来る?」

「それは後で教えますので、とりあえず家に帰ってください」

「家まで瞬間移動とかできないのか?」

「できません」

「さて、簡単に言うなら私の能力は睡眠。主に夢を司る能力です」

「ゆ、夢?他には?」

「あなたね‥夢ですよ。夢だけです」

「あほらしい。まともな能力使えないじゃないか。おい契約解除ってできないのか?こんなの頭においといたってうるさいだけ‥」

「今なら出来ますけど。本当に解除していいんですか?多分後悔しますよ」

「なんだと?」

「あなた夢の素晴らしさを解っていない。私の能力は夢を改編する能力です。つまり、睡眠中のあなたの思い通りの夢を作る事ができます」

「所詮夢なんだろ?起きたら意味ないじゃないか」

「それが夢の弱みですが、逆に強みでもあるんですよ」

「どういう事だ?」

「つまり。夢の中であなたは何でもできるんです。先程、あなたの愚痴を聞いた時に上司がうざいとの事。なら夢の中で文句を言いまくればいいのです。役立たずとでも無能とでも。そいつをぶん殴ったらいいじゃないですか。なんなら殺してしまっても。

あるいは会社のお金を盗んで遊びまくったっていい。会社をやめてしまえばいい。何でもできますよ。勿論、細かい帳尻あわせは私がやります。私はもうあなたの一部ですから、あなたの考えてることはわかります。ね、すごいでしょう?」

「しかし、それでは結局現実は何も変わらないんだろう?」

「あなたね。現実でそれやったらどうなるんですか。間違いなく会社くびですよ。まあ会社やめてもいいかもしれないですけど、生活しないといけないんでしょう?それにお金盗んだら犯罪です。人殺したら死刑です。子供でもわかる。でも夢なら何をしても関係ありません。晴れやかな気分、スカッとした気分だけが残ります。

あ、そうそう。通常ほとんどの夢は起きたら記憶から消えてしまいますが、私の場合は勿論ちゃんと記憶に残しますから安心してください。しかも夢の中での感覚は現実世界そのもの。その世界をあなたの思い通りにできるのですよ。素晴らしい事じゃありませんか?」

「まあとりあえずやってみるとしよう。今夜から頼む。明日は休みだしな。寝坊しても‥」

「はいはい。私だって何回も同じことやってきてるので。その辺のコツはおまかせください」

「Zzz ‥」

その夢の中で、俺は会社にいた。いや、夢なのか解らない位はっきりしている。これでは現実と変わらないじゃないか。しかもこの場面は今日の昼間、俺の提出した書類を間違いがあるとかなんとかで上司から1時間もお小言を言われる直前じゃないか。そろそろ呼び出しが‥

「おい君!ちょっと来なさい!!」

そらきた‥

「なんだこれは!間違いだらけじゃないか!もっと分かりやすくまとめられないのか!?だいたい君は‥」

おい、これが夢なら勘弁してくれよ

「言い返しましょうよ」

頭の中で声がした

「頑張って作った書類なんでしょ?間違ってたっていいじゃないですか。大体こいつだって間違えている事一杯ありますよ」

「‥うるせえ」

「何?」

「うるせえクソが!そもそもてめえが資料作りの時間ちゃんとくれなかったのがわりいんだろ?!どんだけ仕事掛け持ちさせるんだちゃんと仕事割り振れ!!あとなぁ確かに俺はバカかもしれんがだったら雇ったあんたらが俺のバカさを見抜けなかったのが問題だ!ふざけんじゃねえろくな研修だって受けてねえんだぞこっちはよ!!」

気分がスカッとした。あの時はひたすら謝るだけだったから。そう、これは夢だからなにをしても良いのだ。

「くそ野郎!」

俺は上司の机を蹴っ飛ばした。上司はかなり驚いてる様だったが

「す、すまない‥君がそんなに‥」

「うるせえ!」

とにかく暴れた。会社の備品を壊しに壊し、本当に愉快な気分だった。ついでに2、3発上司を殴ってやった。一通り暴れた後で意識が無くなり、再び意識を取り戻すと自分の部屋だった。

「どうでした?私の能力。なかなかのものでしょう?」

「‥本当に現実じゃなにもしてないんだな?」

「それは明日、会社行って確認すればよいじゃないですか。まあ絶対大丈夫ですけど。これでも契約を解除しますか?」

「いや‥もう契約解除はしなくていい‥」

「わかりました。今を逃したらもう二度とできませんよ?」

「解除なんかするわけないだろ?最高の気分さ!」

次の日、俺は会社に出かけ早速上司に文句をいわれた。だがそれはいつもと変わらない俺の仕事についての文句で、やはりあれは夢だと気付かされた。同時に、何をやっても大丈夫という確信が持てた。

それからしばらくは、毎日が楽しかった。現実でどれだけ嫌な事があっても、夢でストレス解消ができた。夢の中で俺は何でもやれるんだ。会社で俺の成果が認められ、上司から誉められる夢も見た。あんまり憎たらしい気分の時は、会社に火を放って燃やしたこともあった。同僚のプレゼン資料を隠して恥をかかせたこともあった。

気に入らない奴は殺したりもした。ある時は競馬で大穴を当てて、その金を1日で使い果たしたりした。最も、これは必要な金額を願えば目の前に現れるから無意味な事だったが。とにかく気分が良かった。何をしたって現実世界じゃ俺は何にもしてないんだ。本の中で人を殺してる作家と同じだ。こんなに良いストレス解消方法はないんじゃないだろうか。

そんな生活をかれこれ続けていたが、ある頃になると俺は少しの虚しさを感じていた。これは俺が願った事が実現する世界なんだ。逆に言えばそれ以上でもそれ以下でもない。願った事しか起こらない。全てが予定調和なのだ。理想を願い続けるのも限界がある。そんな時、夢の中であいつが現れた。

「ずいぶんお楽しみの様ですね」

「あぁ。中々のもんだよ。ところでお前の姿を見るのは随分と久しぶりだな」

「あー。夢は精神世界なので、私もちゃんと形を保てるんですよ。まあその気になれば形は簡単にかえられますが」

「なにしに来た?」

「あのですね。ちょっと相談なのですけど。あなたが寝ている時間、あなたの体を貸してくれませんか?」

「体を貸す?どういう事だ?」

「難しく考えないでください。要はあなたが寝ている間、ちょっとあなたの体を動かしたいのですよ。ほら私は精神世界とかあなたの中にしか存在できませんし。あなたの体で色々過ごしてみたいんです。勿論夢を見るサービスは継続させていただきます。うぃんうぃんってやつですよ。

まあ体の主導権は私が握ることになるのですけどそれはあまり重要ではありませんよね。その間ずっとあなたは寝ているのですから楽しい楽しい夢を見てればいいんですよなんなら追加でもっと面白い事をしましょう。ほら。新しい女の子ですよ」

「なんだそいつは」

「あなた。そろそろ退屈してきたんじゃないですか?これまで色々な彼女を作っては捨ててきた様ですけど、それはあなたの理想でしかなかったはず、つまりあなたの想像できる女の子しか出てこなかったんですよ。したいことだってやりたい事だって、そうそう思い付くものじゃない。

この子は私が完全に設計した、いわばイレギュラーです。勿論あなたの事を好きになるように設定しましたので、根本は変わりませんがこれまでとは随分違う感覚が味わえるでしょう。理想だってあなたが思い付く事は限界がありますよね?なら私が理想、願望、全部作ってあげますよ。

多少のイレギュラーを発生させます。そのためには、あなたの事をよく知る必要があるんです。そのために体を貸す。そんなに悪い話じゃないでしょう?」

「まあお前の言うことは正しい。そろそろ理想も無くなりつつあるからな。これ以上良い状態になるんだな?」

「お約束しましょう」

それから俺は時折変な夢を見るようになった。その日、俺は夢の中で会社に出かけ、俺に文句をいいに来た上司を逆にどなり返してやった。

そうするとむこうはいつもなら黙るのだが、今回は言い返してきた。

あげくの果てに失礼な奴だとさらに怒った様子だったから殴り倒してやった。いつもなにもしてこないまわりの同僚が俺を止めようとするから、机の上にあった花瓶で数人の頭を殴ったら誰も来なくなった。これがあいつの言ってたイレギュラーって奴か。面白いじゃないか。

それから家に帰ると、いつも待っている彼女との幸せな時間を過ごす。この娘は本当に良い娘だ。俺の機嫌を決して損ねない程度にすねたり、良い意味で行動が自由なのだ。

こんな女は俺は想像できない‥こんな事を考えていると、頭痛がした。あぁ。もう起きる時間か‥今日も会社に行かなければ‥

目が覚めると、部屋に夢の中にいた女の子がいた。おかしい。まだ目が覚めてないのか‥?

「どうしたの?」

「いや、おかしいな。確かに目が覚めたと思ったのだが‥」

「いやですわ。ここが現実じゃないの。目が覚めたらあたし消えちゃうのよ?あたしがいない方がいいっていうの?ほら、早く会社に行って来なさいよ。今日はあなたの好きなご飯を作って待っててあげるから」

「あぁ‥」

訳の解らない気分で家を出る。彼女がそういうならここは現実なのだろう‥現実の俺は会社に行かなければならない。上司のお小言を聞きながら思う。このくそみたいな奴。夢の中でどんな目にあわせてやろうか‥

業務を終えて帰宅し、彼女のご飯を食べ寝る。眠った俺は夢の中で上司を殺そうと会社に行く。上司がいない?もう死んでる?‥警察‥?なんだ?またイレギュラーか。よし。相手になってやるよ‥あれ‥?

なんだこれは?夢じゃないのか?おい。あいつはどこ行った?名前はもう思い出せないけど、あいつはどこへ行ったんだ?!何で何も答えてくれないんだ?このままじゃ不味い。

なんだかよく解らんけど不味い事になる気がする。あいつが全部仕組んだ事なのか?!ならなんとかしなければ。上司を殺せたのは夢の中だからだ。現実に殺そうなんて思うわけないじゃないか!どうする?もしこれが夢ならどうやったら現実に戻れる?

落ち着け。冷静になるんだ。確かあいつは契約者なしじゃ存在出来ないとか言ってなかったか?

なら俺が夢の中で死のうとすれば、あいつが出てくるんじゃないか?仮にこれが現実でも、宿主を失うわけにはいかないだろう。俺は台所にあった包丁を持ち、自分の首に突き付け‥

「わー!!ちょっと待ってくださいよ!」

「やっぱり出てきやがった!おい姿が見えないって事はここは現実なのか?」

「姿だせますよ。ほら。やめましょう自殺なんて。いいことないですよ」

「なんだと‥姿出せるのか?じゃあ夢の中‥?」

「夢か現実かなんてどちらでも良いでしょう?種をあかせばあなたの脳をいじらせてもらいました。だから姿が見えてるんですよ。まあ体を貸した時点で私の勝ちですね。人間の体は全部脳の指令で動いてますから。幻覚でも何でも見せ放題。

あなたは大人しく幸せな夢でも見てればいいのですよ。‥まあ私の詰めの甘さのせいでバレちゃいましたけど。あー私もまだまだだなあ。毎回最後でとちる。まあでもこいつらの絶望した顔が見たいからあえて失敗してるのかも」

「なんだと‥!?お前、何がしたいんだ‥?!」

「したいことですか。特にないですね。私大体の事はできちゃうので。強いて言うなら人が不幸になっていくのを見たいですかね?まあ別に暇潰しみたいなものですよ。長いこと生きてると退屈で。

ペットで遊ぶ感覚?みたいな。だって人が不幸になって、必死に現実から逃げようとして夢に逃げてるのって見てて楽しいじゃないですか。あーでも存在を消されたくないんで、あなたにはできるだけ生きてて欲しいんですよ。ね、見逃してください。もっかい寝ましょう?そうしたらもう二度と目覚めさせませんから」

「さっき、お前の勝ちとか言ってたよな‥?」

「はい?」

「俺がお前を殺す!止めてやるんだ!」

「あの、熱くなってるとこ悪いのですがあなたが死なないと私も死にませんよ?死ぬ勇気あるのですか?現実に立ち向かう勇気もないあなたが?やめときましょうよそんなこと」

「うるせえ!俺はやるって言ったらやるんだよ!!」

「まああなたの体の自由を奪ってしまえば‥あれ‥体の自由を奪えない‥?どうして‥?!」

「俺は難しい事はよくわかんねえけど、脳を乗っ取るなら酒を飲みまくって脳を酔い潰せば死ぬくらいの時間は稼げるんじゃねえかってな」

「あ、あ、すみませんすみません。ね、死ぬのはやめましょう?ね、別に私あなたのことが嫌いな訳じゃないんですよ?人間って弱いですから。いいじゃないですか夢に逃げたって。どこまでも逃げて逃げて逃げ続ければいいじゃないですか。私はそんなあなたのお手伝いをしてるだけなんですよ?

ほらあなたが殺した人たちだって嫌いだったんでしょ?毎回夢でスカッとしてたじゃないですか。もう一度私に体を貸してくれたら悪いようにはしませんよ?あ、オプションつけましょう。どんな夢がいいですか?ほら、こんなに楽しい。

現実なんか捨ててしまいましょうよ。ねえ遺書なんか書かないでくださいよ、ほら‥」

という訳で、冒頭に書いた通り俺は死ぬ。後悔はない。俺が本当に人を殺したのか実感も記憶もない。いや正確にはあれが夢なのか現実なのか解らないんだ。でも恐らく、こんな人間は生きてちゃいけないし、この悪魔は俺が止めないといけない。薬が効いてきた。さようなら。クソみたいな人生。

あなたの代わりは

Concrete
コメント怖い
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