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中編4
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口裂け女、、、?

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この話は、大学時代の話で、

周りのみんなには、大笑いされた話です。

( まぁ、私がそんなキャラだと言うのもありまして、、、)

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ある夜、美術棟 ( 私は美術科でしたので )

その美術棟の、みんなが毎晩集まってる彫塑室へ、

向かおうとしていました。

なんせ、1人暮らしは寂しいですから。

その通り道に、図書館があるんですが、

図書館は高い建物で、

その屋上から、

飛び出り自殺した人がいると聞いていて、その自殺者が落ちた場所には、

未だに草が生えない、と言う変な噂がありました。

( 大学と言えば、建物も高く、

実際に、私の教育棟とは、かなり離れている、

工学部の建物では、

周りに高い場所が無い為、

朝、警察が来ていて、何かに、、、

まぁ、絶対に、亡くなった人にビニールシートを被せてあるのを見るのが、当たり前だったそうです )

そんな事も相まって、

非常に、通りたくない道でした。

とても近道なんですが。

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それで、私は運動場に入れる、

小さな鉄格子のドアから、運動場に沿って学校に向かう事にしました。

辺りは真っ暗です。

正直、怖い。

昼間の光景がウソみたいです。

怖いながらも、歌なんか歌いながら、ごまかしつつ、歩いていました。

( 彫塑室に行けば、みんないるし!)

そう思いながら暫く歩いていると、

後ろから、誰かが歩いてきます。

私は ( あ!他にも人がいるんだ )と、

一瞬、ホッとしました。

かなりのハイヒールの音でした。

コツ、コツ、コツ、、、

( 大学に用事があるんだろうけど、、、

教授の部屋のドアに、レポートの提出?

[ 教授の部屋のドアにはポストがあり、

夜中でも、レポートを出せる様にしてあります。

提出期限もありますので ]

でも、こんな時間にハイヒール履くか?

どんな、姉ちゃんだよ!?)

軽く苛立ちを覚えながら、

しかし、ハイヒールはついてきます。

何だか私は気味悪くなり、早足になりました。

すると、ハイヒールも、それについてきます。

( えっ?何?

もしかして、あの人も夜道が怖くて、

私について来てんの、かな、、、?

いやいや、そんな事、有り得んでしょ )

そんな自問自答をしながらも、

しかし、

何かが変です。

私には、それ以上は無理でした。

急に、走りました。

ハイヒールも走ります。

( ヤバい、、、)

そう思った時に、車が何台か駐車してある場所がありました。

私は、すぐさま車の隅に隠れました。

息を殺していると、ハイヒールの音が聞こえます。

コツ、コツ、コツ、、、

急に、

コツコツコツコツ、コツコツコツコツ、と、苛立った様な感じで、車の周りを回り

始めました。

私は、必死で隠れていました。

私が、そう言った類の話を知り過ぎていたからかも

知れませんが、

だけど、その時に、何故だか思い出したのが、

口裂け女でした。

" ハイヒールの音を鳴らしながら、

後ろからついてくる、、、

そして、振り返ってしまった人に、

『 わたし、キレイ、、、?』と、聞く、、、

その女はマスクをしており、

こっちが慌てて『キ、キレイ、、、』と答えると、

『これでもぉ、、、?』

と、マスクを外し、

口が耳まで裂けてる女が、ニヤニヤしてる、

『 整形手術で、

キレイになろうと思ったのに、

口が裂けるような顔になってしまってしまった、

その整形手術の先生が、ポマードをつけており、

今でも、口裂け女は、ポマードの匂いが怖い 』と "

そんな都市伝説的な、

話しか知りませんでしたから、

私は、他に縋るものもなく、

(ポマード!!ポマード!!)と、

かなりな勢いで、心の中で叫びました。

こんな事、有り得ない、、、

と思いながらも。

すると、ハイヒールの音は、コツコツ彷徨いてましたが、

大きな音で、

”コツッ!!” とハイヒールを地面にぶつける音がし、

「チッ!」と舌打ちをしたかと思うと、

コツ、コツ、コツ、、、と音は、

段々、遠くに離れて行きました。

私は怖くて、暫く車の陰から出られませんでしたが、

ある瞬間に、ダッシュして彫塑室に向かいました。

そして、ドアを開けた瞬間に、

「口裂け女に追いかけられた!!」

と、涙目で言いました。

そこにいた、友達や先輩、後輩、5、6人は、

一瞬、呆気にとられましたが、

「えっ?

アハハハ 、、、!!

やっぱ、

K (私の事です)の言う事、いつも面白いわ!!」

私が「ほんとだって!!」って、

必死に、さっき起きた状況を説明して、、、

しかし、話せば話すほど、笑いが広がって行くので、

何だか、(もぅ、良いや、、、)って、

気持ちになりました。

まぁ、その後は普通にみんなと、楽しんでましたし。

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ただ、当時は、みんなに笑われましたが、

今でも、あの時の恐怖と言うか、衝撃は、残っています。

それは事実です。

都市伝説的な存在である口裂け女には、色んな説がありますし、

私には、理解し難い範囲なのでしょうか。

私をあんなに追いかけて来たのは、一体、何なんでしょう?

得体の知れない者?物?に、追いかけられたのでしょうか?

ただ、私は、その後、

彫塑室に行く時は、図書館の前を通る事にしました。

Concrete
コメント怖い
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その状況、凄く怖い!正体は何だったんでしょうか?
口裂け女、懐かしい。小学生の頃、毎日のように目撃談がありました。
歳がバレる(笑)

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