短編1
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お面

夜、自室で寝ていると、夢を見た。

真っ赤な鳥居がトンネルのように立っていて、その中を走っている。

何かに追われている感じ、とても気持ちが焦っている。

必死で走っていると鳥居のトンネルが途切れ、大きな社が目の前に現れた。

そこで体が動かなくなり、ずっと社の閉じた扉を見ていると、

動いているか分からないくらい、ゆっくりとその扉が開き始めた。

そこで目が覚めた。

目を開けたら、

顔のすぐ前にお面が浮かんでいた。

次に気づいた時は、いつもの天井が見えた。

外は明るい。

気持ち悪い夢を見たと思いながら、窓の障子を開けた。

不快感とは裏腹に、爽やかな夏の朝、青空があった。

部屋は2階で窓の下に庭がある。

その庭の真上、

私の目線と同じ高さに

お面が浮いている。

Concrete
コメント怖い
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@車猫次郎
怖いとコメントありがとうございます。
やせたオカメだったと記憶しています。

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