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中編3
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目薬

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ある日、何気無く、

私は目薬をさした。

私は、目薬をさすのが下手くそで、

いつも、目からこぼれる目薬を拭う、

ティッシュが、必要だ。

その日も失敗する。

目を閉じながら、手探りで、

ティッシュを掴もうとするが、

いつもの位置に無い。

(はぁー!?)

と、思い、仕方無しに、

目薬をダラダラこぼした状態で目を開けた。

しかし、ティッシュの箱が無い。

(おぃ、おぃ、どこ行った?)

私は、視力が悪く、メガネっ子だ。

コンタクトは、面倒臭くてやめた。

ぼやける視線の先、

机の向こう側に、ティッシュの箱が見えた。

( うん、、、? )

誰かが、ティッシュの箱を持っている。

目を凝らすと、箱を持っていたのは、

小さい女の子のようだ。

(何故、うちにこんな女の子が、、、?

つーか、誰や? 親戚の子か?)

その女の子は、

私がティッシュを取ろうとすると、

取れない様に動かす。

クスクスっと、笑いながら。

私は、

目薬を拭きたい一心で、

コイツが誰でも良いから、

ぜってぇー、ティッシュを取ってやろうと思った。

「おぃ、小娘!

親んとこに帰れや。

" ふほうしんにゅう " って言葉、知っとるか?

ま、少年院行きは、決定やな。

早う、ティッシュ返せやっ!!

クソ小娘がぁー!!」

脅しをかけてみたが、

小娘は、クスクス笑っている。

私は、よく考えてみた。

( えっ?コイツは誰や?

親戚に、こんな小さい女の子はおらん、な、、、)

気味悪くなり、咄嗟にメガネをかけた。

その女の子を見た。

その女の子には、片目が無かった。

何かで、くり抜かれた感じだった。

そして、

もう一つの見える目で、私を見ていた。

ニヤァと、気味の悪い笑みで。

私は、片目だけで笑われると、

余計に気味の悪い事に気付く。

しかも、

私を弄ぶかの様に、クスクスと笑っている。

一瞬、いや、かなり、ゾクッとした。

「知らんし!

あんたの目とか、知らんし!

早く、ティッシュ返せやーっ!!

クソ小娘がぁー!!」

そう叫ぶしか、私には残されて無かった。

( のだと、思う、、)

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「あんた、何を喋っとるん?

劇か、何かの稽古か?

しかし、下手くそやな 笑。

あ、、、

あと、教えてあげるわ。

涙は、目薬に頼るもんじゃあ無い。

本物の涙が大事や!」

私は、

おかんの変なアドバイスと、現実的な言葉に、

ハッと、我に返る。

メガネは目薬と涙で、ぐちゃぐちゃだ。

そして、もう1度、女の子を見ようとした、、、

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さて、皆様に質問です。

この話は、

実話でしょうか?

それとも、

創作でしょうか?

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怖い話は、文字として読んだ時に、

100人がいたら、100通りの、

怖い話となります。

それぞれに、思い描く情景や、人物像、

怖いと思う所。

皆さん、違うと思います。

そこで、

今回のお話には、続きがあるのですが、

お読み頂いた皆さんの、

ご想像や空想、疑問点など、

それらによって、

皆さん自身が、

このお話を、完結してみて下さい。

「そんなの分からん!」

「怖話じゃあ無いやろ!」

「あひるめっ!バカにしとんかぁー!」

結構です。

クレーム、大歓迎です。

ただ、

いつも、作者側が、怖い話を書き、

完結させて、

読み手側は、ふ〜ん、とか、怖〜い、とか。

だから、たまには、

読み手の方に、

何でだろ? この女の子って何?

この後どうなったの?

とか、

考えて頂けたら面白いかなと。

私は、真面目に、怖話を書いています。

ただ、

あひるの、やってみたい事でしたので、

興味無しと思って頂いても、

大丈夫です。

話の続きに興味を持って下されば、

それだけで、ありがたく思いますし、

ちゃんと結末はあります。

絶対の絶対に、

私の、手抜き作品では無いです。

お読み頂く方に対して、

投稿作品は、絶対に手は抜きませんです。

こんな怖話は、初の試みです。

楽しんで頂けたら、嬉しく思います。

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なるほど、分かりました。
女の子は人間ではなくて幽霊だったらU( ; ゚Д゚)

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