中編4
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友達

高卒で、直ぐに県外に出た。

ノラは、怖いもの知らずたった。

まぁ、嫌なら、帰れば良いかぐらいのお仕事を探した。

軽井沢の有名なホテル。

天皇の家族、芸能人も来てた有名なホテル

普通に仕事し、休日は、車借りたり、チャリ借りたりしてヒマを潰してた。

軽井沢は、メイン通りは楽しいが、すぐ飽きた。

良く行く書店の人と仲良くなった。

休日の度に行くので、顔を覚えられてた。

大学生で、夏休みだけのバイトだと言っていた。

名前は、ユイさん、普通の女性って感じ人。

もぅ、大学の夏休みが終わる頃。

その前に、合って欲しい友人が居ると言われた。

ノラ(どんな人なの?)

ユイさん

(面白い女の子だょ〜!!)

ノラは、この時期は、仕事を覚えるので、大変だった。

性欲ゼロ!!カロリーオフ!!だった。

休日を合わせて都会の街へ、車で行く。

カフェで待ち合わせだったが、来てない。

ユイさんが、見渡した、が、、、、

それらしき人が居ない。

何か見つけた様に、席に座る。

つられて、ノラ同じ席に。

ユイさんが、笑いだした。

ノラは・・・・・・・・・

何が面白い?

ユイさん、

(ノラは、霊感ナイ?)

ノラ(うん、ナイよ)

ユイさん

(試しに、付きあって欲しい所が有る。

ご飯おごるから、お願い!)

ノラ

(女の子は?会わなくても、いいの?)

ユイさん

(女の子は、そこに居るから、、、)

ノラは、何かユイさんが、いつもと違う感じがしてた。

ユイさんが、車の運転中にその子の話しをしていた。

幼馴染みで、笑った顔が、好きだった事。

頑張り屋で、負けず嫌いな一面が有った事。

もっと何か出来たんじゃないか、、、、

運転するユイさんの顔は、見れないが、とても哀しい感じがした。

そして、気づいた。

ユイさんの友人の話す事が、すべてが過去形。

もう、逢いたくても逢え無い友人。

ノラは、霊感が無い。

Sみたいに、話したり、見る事も出来ない。

ユイさんに、聞いた。

(何で会わせたいの?ノラは、霊感ナイよ?何も出来ないよ?)

ユイさん

(ノラは、霊感ナイけど温かいから会わせてあげたい)

着いた先は、新しい二階建てのアパートの駐車場。

あのアパートだょ、ユイさんが先に階段を上がって行く。

ノラは、何すれば良いのか分からない。

階段を上がって、1番奥の部屋に行く。

鍵を開ける。

ヤッパ何にも、感じない。

ユイさんが、中に入ると二人掛けのソファーに座った。

ユイさん

(ノラ、ちょっとこっち来て)

ノラもソファーに座ろうとすると

ユイさん

(違う、違う、そこに座ってユイの手を握ってくれる?)

ノラ?

ノラ(手を握るの?)

ユイさん(そう、出来るだけ優しく握って)

ノラ?何かのマジナイか?

ユイさんは、誰もイナイはずのソファーの一人分空いた席に手を置いて、喋ってる。

ノラは、意味も分から無かったが、邪魔しちゃ悪いと、大人しくしてた。

もぅ、長い事、長い事、、、、ノラは寝てた。

女子会の様だった。

ユイさんは、笑ったり、泣いたり、少し怒ったりしてた。

うっすらだが、覚えてる。

ユイさんに起こされた。

携帯を見る、、3時間も寝てた。

ユイさんが、何故か腫れた目で、ありがとうございます、とお辞儀までして丁寧にお礼した。

全く意味が解らず、アパートを出た。

ノラ(あの子は、大丈夫?)

ユイさん(ノラのお陰でちゃんと話せた)

ノラ(ノラは何の役にたったの?)

ユイさん(食べながら話そうか!)

ノラ 確かに腹減った、

(ラジャーです)

ユイさんが連れて来たのはガ○ト…

ノラは文句を言いながらガ○トに押し込まれた。

Sに言われた同じ事を言われた。

ユイさんは、霊感バリバリだが、除霊は出来ない。Sと同じだ。

Sと同じくノラが、霊を弾いとる事を知り力(運は力か?)を借りたかったらしい。

ノラは、ハンバーグを食べながら聞いた

(嫌なら、言わなくとも良いけど、あの子の亡くなった原因は?)

ウツだったらしい。睡眠薬の過剰摂取と凍死。

真冬に、窓が空いていた。

通りの人がオカシイと通報。

睡眠薬を飲んでから、翌日の事だった。

ユイさんは、賢い、最初に行ったカフェ、あそこは、霊が毎日居るカフェ、霊に対するノラの運が通じるかに実験?

見事に消えたらしい。

ノラはユイさんにステーキ注文していいか聞きながら、次の質問をした。

もし、あの子と話しが付かなかったら?

ユイさん

(あのアパートに駆けつけた時見た彼女から、敵意は無かった様だった、私は、除霊なんてやった事も無い素人でしょ?)

(どうにも成らなかった時に、ノラに彼女を止めて欲しかったの)

ノラ(消しちゃうって事?)

ユイさん

(違うわよバカ、止めて欲しかったのヨ!)

ステーキが来た。

ユイさんの目が、痛い痛い。

食べながら又、聞く。

(ユイさん、あの子は、成仏したのかなぁ?)

ユイさん

(大丈夫だと思う。笑いながらありがとうって言ってたから)

ノラ(じゃあ成功だね!)

ユイさんがノラを見て笑った。

いつものユイさんの笑顔だった。

この話はフェイク入りです。  

読んでくれてありがとうです    ノラ

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