さて、年末や此処数日に掛けて、車輛であちこち走らせていたら、変な体験をしたりして、「怖い怖い怖い怖い、勘弁して勘弁して勘弁して」と余計に怪奇現象を調子づかせるので無く、「ひゃあ、ネタが出来た、ネタが出来た。さあもっと変な体験させてゾクゾクさせてくれたまえ」なんて、体験させる側がむしろ不愉快な感情を抱かせる感じで、ハンドルを握っていたりします。
前置きが長過ぎた。
秋口に頻発したのが、夜な夜な、遠出の帰路を急いでいると、大型トラックが後ろから、私の軽自動車にピッタリならぬビダっとした感じで、煽り運転に近い、酷く眩しいライトで照らして来ると言うもの。
「さーて、そろそろ曲がってやり過ごすか」────そんな風に考え始めた矢先に、急に跡形も無くトラックが消えたなんて事が起きた。
本当は消えたのでは無く、私が気付かない内に、トラックが曲がって目的地に急いでいたのかも知れないのだけど、私からすれば、いきなりハイビームみたいな酷く眩しい明かりが消えたので、「え?え?」と急に巨大な塊が消えたも同然なので、忽然と姿を消したと認識させられた訳である。
次は、直近で少し遠出をしていた時の話。
隣県に程近い土地にのんびり車輛を走らせていた際に、信号待ちをしていたら、いきなり助手席との間の隙間から、ラジオのFM放送の様な、音楽再生機のクリア音声の様な感じで、若い女性の声が聞こえた。
歌なのか放送音声か分からないけど、1~2秒程度隙間から聞こえてすぐに消える。
ポケットラジオを落とした覚えも無ければ、音楽再生機を隙間に落とした記憶も無いから、一瞬ゾワっとしたが、又不気味なネタが来てくれたと、暫く熟成出来る事に喜んでしまったが………
ちなみに、車内でラジオ放送を掛けてもいた為、二重音声が短い時間、車内に響いた事になる。
作者芝阪雁茂
怖い話や心霊写真の動画を観た後に寝た際、何故か暴組織の墓参りに同行させられるなんて、変な内容の夢を見ました(汗)。
本当の意味で怖い動画の次に、違った意味で怖い夢を見るなんて………
節分にずれ込みました、行く年来る年と引っ掛けまして、変な御話実体験の最新版をどうぞ。