よく公園にたむろしているお爺さんから聞いた話です。
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ある日、三人の子供、男の子が二人と女の子が一人が砂場遊びをしていた。
けど男の子が一人だけちょっと様子がおかしかった。
他の二人みたいに砂遊びするでもなく顔を両手で隠してじっと座っているだけなのだ。
何の遊びかな?
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お爺さんが両手で顔を隠す男の子に向かって話し掛けると急に砂場遊びしていた方の男の子の体がドサッと崩れ落ちた。
崩れた男の子はそのまま大量の砂の山になった。
ひえぇ!
とお爺さんは悲鳴を上げたそうだ。
すると今度は顔を隠していた男の子が何食わぬ顔で砂遊びを始め、女の子の方も何事も無かったかの様に砂場遊びを続けている。
お爺さんは二人にさっきの砂になってしまった男の子の事について質問してみたが「そんな男の子は知らない」「顔を隠してなんかいない。ここでずっと砂場遊びをしていた。」と言われたのだとか。
お爺さんは今もあれは一体何だったのかと不思議がっている。
作者退会会員