ある日、いつものように寝ていた時に夢を見た。
夢の中で僕は何かの建物の中にいた。
具体的な壁の形やデザインなどは分からないが、立て札らしきものがあった。
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立て札には「脱出ゲーム」と書かれていた。
立て札の奥に小さな四角い空間がぽっかりと口を開けていた。
どうやらそこが入り口らしい。
四つん這いになってようやく入れるくらいの大きさだ。
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僕はハイハイをする様に細い通路を進んだ。
しばらく歩くと出口があり、出てみると大きい廊下だった。
辺りを見回すと窓があるのと、奥に進めることが分かる。
とりあえず窓を右手側にして奥へ進んでみた。
しばらく歩くと左側に空間があり、そちらを見ると大きな看板があった。
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赤い字で「ここは病院」と書かれていた。
病院の入り口らしい自動ドアを確認できた。
しかし向こうの景色は分からない。
気味が悪いので体を正面に戻し、前を向いて少し歩いた。
突き当たりの壁に「出口は右」と書かれていた。
僕は迷わず右手側に進んだ。
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そこで夢から覚めて起きた。どうやら僕は無事に脱出できたようだ。
作者カボチャ🎃
前あげた話の再掲です