短編2
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ドアを開けて<後編>

ドアを開けて<前編>の続きです。

ドアを開けて<前編>を見ていない方はそちらを先に見てください。

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夜が開けるまでずっと奇妙な声で、「開けて開けて開けて開けて開けて開けて開けて開けて開けて開けて開けて開けて開けて開けて開けて開けて」とずっと連呼しながら

shake

バンッバンバンッバンバンバンッ

とずっとドアを叩いていました。

うるさくて頭がおかしくなりそうでした。

警察を呼んだのですが、相手にされずずっとテレビやゲームの音を最大にして聞こえないようにしました。やっと夜が明け、音が止んだので寺の人を呼びました。

寺の人が来て僕と〇〇さんは安心し、家に招きました。

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寺の人は、入口で

「早く開けなさい!」

と言っていました。

すぐに家に入れ、寺の人が〇〇さんを見た瞬間驚いた顔をしました。

そして呪文のような言葉を言い、その人に言いました。「今すぐに〇〇寺の来てください。

今日中に払わないと、呪い殺されますよ」

車に乗せてもらって、寺に着きました。

クルマに乗っている時に、あのことを言うと、あまり詳しくは教えてくれませんでしたが、

「あれは〇年前に殺人事件が起きて、一人の少年が下校途中に殺人鬼に会ってしまい、

少年は逃げ隠れながら、近くのアパートに逃げこもうとした。「ドアを開けて」と言いながら殺人鬼に首を切られたそう」

寺に着き、お祓いをしてもらいました。

そして今日は泊まってけと言われました。夜にまたあの少年が来るそうです。

朝まで逃げきればいいそうです。

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お札とタンスで塞がれたドアがあり、布団とおにぎりがありました。

寺の人は、「この御札をずっと持っていなさい。手放したら見つかってしまいます。

あと音を立てないようにしてください。」

と言われ、夜になりました。

僕と〇〇さんは、寝ようとしましたが怖くて寝れませんでした。

すると、

shake

バンバンッバンッ

「開けろぉぉ」という声が聞こえました。

僕と〇〇さんはなるべく息をせず、御札を握っていました。

(お願いします、神様、助けてください)

とお願いしながら、布団の中に入り込みました。

「開けろぉぉ、開けろぉぉぉぉ、」

と言っていたのですが、

途中から「あ、、けて、おね、、が、、、、あけ、、て、、ころ、、、され、、ちゃ、、、、ああああああぁぁぁ」と叫び、そのあとビチャッという液体が床に落ちる音がしました。

僕はそこで気を失ってしまいました。

僕が起きたとき、そこは病院でした。

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〇〇さんに僕が気絶したあとどうなったか聞いてみました。

「君が気絶したあと、僕は怖くて布団を被っていたらいつのまにか寝ちゃったんだ。

起きたときはもう朝だったよ。寺の人が見に来てくれて、気絶している君に気づいて救急車を

呼んでくれたんだ」。

僕は逃げ切れたんだと安心してまた眠ってしまいました。

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fin

投稿by:ゆっくりマイネコ

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