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短編1
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実話系の怖い話

高校2年生から3年生くらいの時の短い体験話。

胃腸関係の病気で入院し、トイレとベッドを行き来する日を送っていた。

ある時、腕に刺さった点滴の管を見て、なんとなしにその管を触っていると、気泡のようなものがあった。

何を思ったのか、その気泡を体の中に入れたらどうなるのかと思い、管をいじくり回していた。

知ってる人なら分かると思うのだが、気泡や空気が体の血管の中に入ると、血管が破裂したり、血液が行き渡らなくなる。

それで最悪、死さえ有り得る。

だが、その時の私はなぜか何かに取り憑かれたように、気泡を体の中に入れようとしていた。

けれど、病室に点滴を変えにやってきた看護婦さんに話しかけられて、ハッとした。

点滴の管から手を離し、看護婦さんに点滴を変えてもらって、あとは特になんともなかった。

あの時の私はなぜそんなことをしようとしたのか、未だに分からないが、今思うと、自分の行動がひたすら怖くなる。

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