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短編2
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高校時代の部活合宿で

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高校2年の頃、部活の合宿で長野県のとある山奥の合宿所へ4泊することになりました。

行きのバスでこれから始まる楽しい合宿に胸高鳴りながら、音楽でも聴きましょう!ということになり、悪ふざけでレベッカのフレンズという曲の途中で「せんぱい…」と霊の声が入っているところを聞こうということで、再生してみたのです。

すると曲を再生するなり、いきなり「せんぱい…」という声が!

皆うわっと声をあげ、思わず曲を止めました。なぜ曲のあたまに突然?と不思議に思い、勇気を出してもう一度再生すると…今度は知らない外国人の曲が流れて、しばらくすると自動で止まってしまいました。

その後、もう二度とレベッカのそのCDだけが聴けなくなりました。

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今思えば、これが合宿所で起きることを暗示していたのかもしれません。

気づくとバスはだいぶ長野の山奥にさしかかったところでした。そして無事合宿所に到着。

その日は少し部活の練習をしただけで宿舎に戻りました。

そして夜は女子三人部屋で、布団の中でなぜか怖い話をして盛り上がりました。夜も更けてさあ寝ましょうと、私が部屋の電気を消すため紐に手をのばしたところ…電気が消えたのです!

え?怖い!と戸惑いましたが、ほかの二人はもちろん私が消したと思っているので「私消してないよ!」と言ったのですが、疲れてしまってその日はいつの間にか眠りについて朝を迎えました。

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起床してみると、朝食の食堂が騒がしくなっていました。

女子部員の中には霊感の強い子が2人いたのですが、一人は夢で肩をつかまれて、朝起きたら肩に青いアザができていました。

もう一人は、夢に手だけが出てきておいでおいでと誘われ、闇に引きずられそうになって怖かったと泣いていました。

この騒ぎを聞いた宿のご主人は、宿舎の裏には谷の深い小さな赤い橋があって、あの橋は古くから自殺の名所になっているから、何か影響したのかもしれないと教えてくれました。とても怖かったです。

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Fin

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