中編3
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意味不明な100均

「100均って色んなものが安くたくさん売ってあるイメージだったけどな」

居酒屋で一緒に飲んでいる友達がそう言う。

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「普通そうだろ」

おれは当然のツッコミを入れた。

「いや、その店は何も置いて無かったんだよ」

「意味わかんねー。それ100均じゃなかったんじゃない?」

友達は酔ってふざけたことを言ってるんだろうと思いながら尋ねる。

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「いや、看板は100均って書いてあったし、外から見ると物が立ち並んでいたんだよ」

友達の声は真剣味があったし、淡々と語る様子から本当の話だと思い少し興味が湧いた。

「その店はどこにあったの?」

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「休みの日にバスで適当なところ行って適当な田舎で降りて行った店だから詳細には分からないんだよ」

「それでも外からは色んなものが見えたのに中に入ると何も無いって変な店だよな」

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「あ!そういえばお前がその店にいたから寄ったんだよ!」

友達はいきなりあり得ないことを言い出した。

「は?何言ってんの?おれがそこにいるわけねーだろ」

少しムッとしながら言ったが友達は平然としている。

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「いや、お前がいたからおれはそこに入ったんだって!お前のせいだぞ!?」

まさかの逆ギレをされた。

「いい加減にしろよ?そんなとこにいるわけねーだろ!」

おれはさらに強めに言う。

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「そうだよな、お前がいたわけないよな。悪かったよ」

急に大人しくなり謝ってきた。何か思い詰めていることでもあるのかと思い

「何があったんだよ?」そう尋ねた。

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「ご注文ありがとうございます!以上でよろしいですか?」

今度は急に店員口調になりまた訳の分からないことを言い出した。

「注文ってなんだよ?何があったのか教えろよ?!」

おれは一気に腹が立って怒鳴り気味にそう言った。

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「かしこまりました!それではこちらへどうぞ!」

その言葉を最後に目の前が真っ白になった。

気がつけば白く明るい光が目に飛び込んできた。

辺りを見渡すと無数の生首が丁寧に飾られている。

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「よう、お前もここに来たんだな」

聞き慣れた声がした。先ほどまで居酒屋で一緒に飲んでいた友達の声だ。

声のする方を見るとすぐ隣に友達の顔があった。

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「これはどういうことだよ?どこなんだ?ここは」

そう問いただす。

「知らないよ、おれはお前に連れてこられたんだから」

何とも意味が分からない返事だった。

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頭がぐちゃぐちゃになりながら状況を飲み込めずにいると

「これ、ください!」と若い女の声がした。

おれの方を指さして言っている。

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「かしこまりました!お客様!ありがとうございます!」

店員らしき人物の声が聞こえる。

その後、おれは何か袋のようなものを被せられ次に見たのは女の顔だった。

どうやらおれを買った女の部屋にいるらしい。

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おれは目の前にいる女に向けてこう話し始める。

「100均って色んなものが安くたくさん売ってあるイメージだったけどな」

「普通そうでしょ?」

女はそう言い、、、

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