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短編2
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変化した写真

実話オンリー一直線の見えない人です、

父ネタはもう少しあるので頑張ります!!

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その日一人の相談者が父に一枚の葉書を渡した。

その葉書の裏には赤ん坊を抱いて笑う50〜60の女性が写っていた。

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始まりは相談者のご自宅でのこと。

相談者のお隣の家の人が亡くなった。親しい付き合いでもないがご近所付き合いはあった。

部屋に戻るとお隣の家の方向の壁に付いている窓がガタガタと揺れていた。

今日は風も強くなく何故かお隣の家の窓側だけが鳴っている。

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ふとお隣さんから頂いた挨拶も含め写真が印刷された葉書があることを思い出した。そしてそれを取り出して見てみると写真が変化しているのに気付き父に相談したのである。

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そして父がその写真を私に見せてきた。

最初に話したように赤ん坊を抱く満面の笑みの女性が写っている。

そして鎖骨下から首にかけて長い縄のようなモノが体内に入っているかのように腫れているのだ。

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血管などが腫れたのなら胸から首、そして顔や頭のほぼ一直線上に腫れると思うのだが…

写真は首の半ばあたりでUターンしてまた胸のあたりへ…

私が形が釣り針のような線を描いているというと、

父「蛇や」

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それしかないやろな〜と思いながら父が続ける

「何処で拾ったのか、それとも因果か。ようキレイに写ってるわ」

この写真の人はお隣さんに何を伝えたかったのか…

父に供養でもしてもらいたかったのか?

それとも死に関与する何かを知らせたかったのか?

死因も聞いてないのでわからない。

もう終わった話なのだ。

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写真とはその時の姿を写しその形をそのままに保存する。それを他の人に幸福や元気でいることを伝えるための証明として渡す。

今回の人もそのために写真を撮ったはずだ。

写真の笑顔は本物だった。

だが私は自分が写真に撮られることを嫌う…

なぜなら中年太りした自分の姿を見たくない見せたくないからだった。

Concrete
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