百物語【三十六話〜三十七話】

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百物語【三十六話〜三十七話】

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皆様こんばんは。ともすけです。

ロビンさんのご紹介で百物語に参加させていただきました。

実話をお送りしますが、恐らく怖くないと思います。

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第三十六話

【呪いのビデオ】

あれは俺がコンビニバイトしてた時なので、もう15〜6年前のことです。

当時同じバイトの女の子《名前は忘れました》と仕事してた時です。

女『ともさんて怖い話とか好き?』

俺『どしたん?急に。怖い話は好きやけど』

女『呪いのビデオ見た事ある?』

俺『あるよ。王道やん。』

女『うちの知り合いがそれ見た1週間後にバイクで事故ったんやって…』

俺『あのねぇ、それは単に運が悪かったかハンドル操作を誤ったんやって。そんなん言い出したら皆事故ってるし』

女『本人が言ってんねんもん!しかもおじさんっぽい人でめっちゃ睨んでるって…』

俺『じゃあ俺も見たるわ。また電話するし。』

そんな話をしながらバイトを終えた俺は帰りにレンタルショップに寄って、女に電話をかけた。

俺『もしもし、お前が言ってたビデオの巻数とタイトル教えて』

女『2巻の【電車〜睨む男〜】やったと思う。ほんまに見るん?』

俺『見てみなわからんやろ?じゃ。』

電話を終えて言われたタイトルを探すが、そんなタイトルはない。 いや、そもそもがその巻数だけが無かった。

俺は店員のところに行ってそのビデオがあるか聞いたが、店員の返答は意外なものだった。

店員『お客様の探してるビデオですが、販売及びレンタル禁止になったんですよ。』

俺『え⁇何で?』

店員『他のお客様から色々とクレームがありまして。。』

俺はそれ以上聞かずに店を後にして他の店も見て回ったがビデオはなく、最後の一軒になかったら諦めようと思いながら店に入り、探していたら…… あった。

【呪いのビデオ2】タイトルには【電車〜睨む男〜】

これだ。

さっそく借りて家に帰りビデオを回した。

問題のタイトルは3話目だったと思う。

1話2話はよくある霊現象で終わり、いよいよ問題のタイトルに。

3話目… 映像は1組の夫婦だろうか。旦那が自分の奥さんを電車内で撮影し楽しんでいる風景だ。

そして映像は電車外が真っ暗に… トンネルに入ったなと思った時。。

窓に人の顔が…

女が言った通りおっさんの顔だし鬼みたいな顔で睨んでる。……それをマジマジと見ていて違和感を感じた。

そのおっさんが睨んでたのは夫婦にじゃなく、ビデオを見ている俺を睨んでいたのだ‼︎

その後しばらく外出出来なくなったのは言うまでもない。

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第三十七話

【五つの家】

九州地方《県名は伏せます》

後輩から聞いた話なのですが今から十数年前、九州のとある県にか【五つの家】と呼ばれる心霊スポットがあった。

今はもうありませんが、当時は強い霊力を放ち絶対に近付いてはいけない場所として恐れられていました。

なのに後輩共はその地に向かった。

ちなみに名前はA、B、Cでいきます。

Cの車で数時間かけて走らせ、インターネットを頼りに山間部にある舗装されてない細い砂利道を進むと開けた場所に出た先に噂の家はあった。

広い草原に円状… そう、囲むように家は五つ並んでいた。

A『ネットに書いてた通りやな。』

C『確か真ん中の家が1番ヤバイて書いてたから、お楽しみは最後にしよか!』

B『ほな両端から順に見て行こうや。』

3人は右端から2つ、左端から2つと順に見て回った。

ビデオカメラを持つBを先頭に進む。

入る際に《おじゃましま〜す》

帰る際に《おじゃましました〜》と、人が居るはずない家に断りを入れる。

B『人ん家に入る時の常識やしな!』

A『ふざけてるだけやろ(笑)』

そんな非常識3人組が各4つの家を見て回るが、特にこれといった障害は起きず。

着いてからまだ1時間も経ってないが、3人は最後の家に足を踏み入れた。

もちろん同じようにふざけて挨拶をしながら。

C『最後の家も普通やな』

B『やな。カメラの必要なかったな〜』

A『もう帰ろか?』

B『そやな』

3人は違う意味で肩を落とし、また数時間かけて車を走らせて地元に着いたのは夜中の3時を過ぎていた。

今日はCの両親がいないという事もありA、B共にCの家に泊まるってことになり、部屋に入るなりさっき撮ったビデオを再生した。

C『目に見えへん何かが映ってたらネタになんのになぁ』

A『ま、じっくり観察しようや』

Cの期待も虚しく、ビデオは3人が入って物色するとこしか映ってなく、ただ時間だけが過ぎていた。

A『こりゃボツやな』

Aが愚痴をこぼし、寝転びながら最後の家に入るのを眺めていた時だった。

それは3人が最後の家に上がった時。。。

《おじゃましま〜す》

〈どうぞ〜…ぉお…〉

3人『…え⁇』

皆顔を見合わせ、映像を巻き戻す。

《おじゃましま〜す》

〈どうぞ〜…ぉお…〉

そして帰る際。

《おじゃましました〜》

〈待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て〉

これを見聞きした3人は早朝お寺に行き、住職にこっ酷く叱られた後、ビデオカメラごと焼却された。

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ともすけ殿のお話し早速読みに来ましたぞ♪
呪いのビデオ自分等の時代にも流行りましたな^^;
廃病院探索の全身真っ白の透けてる幽霊の奴が一番怖かったですな:(´◦ω◦`):
実話も中々面白いですな、二話目は何処かで聞いた事があるような、よくある事なんですかな。
実際あったら堪らんですな(((( ;゚Д゚)))

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バンビさん、さっそくの怖ぽちとコメントありがとうございます!
呪いのビデオは実際に私が見たもので、その時は洒落にならない怖さがありましたf^_^;

楽しんでいただけて良かったです。ありがとうございます!

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