久方ぶりの投稿になります。
相変わらず文章力が底辺ですが、宜しければご覧下さい。
誤字、脱字がございましたら申し訳ありません。
今回は、自身の体験した話をしたいと思います。
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今年の8月頃だったでしょうか。
部屋で扇風機の熱風をうけながら、もはや日課となりつつあるこちらのサイトで、新作を読みあさっておりました。
すると、”カタ...カタ...”と、部屋の押入れから物音がするのです。
最近はこういった「家鳴り」が多く、いつもなら特に気にしてはいませんでしたが、丁度怖い話の佳境でしたので、少し不気味に思い冷房の効いたリビングへと移動しました。
そして夜。
その日は寝転んでも中々寝付けず、暇潰しにまたこちらのサイトにお邪魔して、アルビノの少年のお話や、破天荒なお姉さんのお話等を読んでおりました。
時刻は深夜。丑三つ時に近い時刻でした。
ふと、後ろから視線を感じました。
なんだか嫌な感じがしたので、電気をつけようと上体を起こそうとした時でした。
いたんですよ。
入り口に。
ぼーっと立ってる、
白いワンピースを着た、
髪の長い女が。
自分は霊感は皆無なのに、何故見えるのか不思議に思いつつも、やはり恐ろしく感じ、タオルケットを頭からかぶり、朝が来るのを待ちました。
こんな時よく、”気がついたら眠っていた”等とよく聞きますが、自分は恐怖で眠る事など出来ず、夜が明けて部屋が明るくなり、気配が消えるまで眠る事は出来ませんでした。
昼も近くなった頃、ようやく恐怖から解放された自分は、顔を洗おうと洗面台に向かいました。
冷たい水で洗顔し、気分もさっぱりして顔を上げると、洗面台の鏡にうつる自分の右後ろに、昨夜見た女が立っていました。
突然の事に息を飲み、硬直していると、ふっと女は消えました。
それからは、家に1人で居ると女は度々姿を現しましたが、何の危害を加える訳でもなくただそこに佇んでいました。
危害は加えられなくとも、恐ろしいものは恐ろしく、お祓いをする事にしました。
神社につき、お祓いをしてもらう前に、住職さんが「?」という表情をしていたのが気になりましたが、一刻も早くお祓いをしていただきたかったので、その時は何も言いませんでした。
無事お祓いが終わり、自分には何が憑いていたのか、何故憑いたのかが気になっていましたので、住職さんに尋ねてみました。
ここからは会話文になります。
*
「あの、私霊感はないんですが、何で憑いたんでしょうか?というより、何が憑いていたんですか?」
「ん〜...」
(言えないような危ない霊だったのかな?)
「あのね、あなたに憑いていたのは霊なんだけど、霊じゃないやつだったんだよ」
「霊だけど霊じゃない?」
「うん、なんて言うのかな...難しいんだけどね。あなたが見ていた霊ってどんな姿だった?」
「白いワンピースを着た、髪の長い女でした」
「それってあなたがよく想像する霊の姿じゃなかった?」
「言われてみれば...そうですね」
「だろうね。それね、多分あなたが想像から創り出した幻物だと思うんだよね」
「幻物?」
「うん、あなた想像力が豊かなんだよ。それによく怖い話とか読んだりするんじゃないかな?多分、それで恐怖心が増加して、”こんなのがいたら怖いな”って言う思いが強くなり過ぎて、形になっちゃったんだね。」
「じゃあ、霊じゃなくて幻覚に近いって事ですか?」
「まぁ、そうだね。でもあなたが形作った者に浮遊霊とかが入っちゃうと、それは幻覚じゃ済まなくなるからね。早く来といて良かったよ」
*
何処かで同じようなお話を読んだ覚えがありますが、まさか自分がなるなんて思いもしませんでした。
とりあえずその日は帰宅し、また後日神社に行った所、「元々霊感があまり無いので、憑かれたりする事はないと思うが、感受性が強まっているので、おかしなものが見えたりするかも。月に一度祓いに来なさい。」との事でした。
そして最近になりようやく住職さんが「もう大丈夫」と言ってくださり、ようやく元の生活に戻る事が出来ました。
これが、最初で最後(になってほしい)の霊体験(?)でした。
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追記:
最初にお祓いをしてから完治するまで、少しだけおかしな体験をしましたが(物が落ちたりする程度)一番怖かったのが、こちらのサイトがフリーズする事でした。霊的な関係があるかは分かりませんが、お話をみていると急にエラーになったり...。エラー表示と一緒にでるあの画像が怖くて怖くて、一時期サイトが開けなくなりました(笑)
作者退会会員
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それにしても、エラー画像が恐ろしい...。