ぼくは野菜が嫌いです。
好きな食べ物はお肉しかありません。
そんなぼくにお母さんはよく、野菜を食べさせようとしてきます。
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今日の晩御飯だって、野菜たっぷりのサラダと野菜を混ぜ込んだハンバーグでした。
なんでハンバーグに野菜を混ぜ込むのか理解に苦しみました。
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ある日ぼくは、どうしたら野菜を食べなくてもよくなるかを考えました。
すると、ある一つの案が思いつきました。
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(ぼくがご飯を作ればいいんだ!)
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早速ぼくはお母さんに
「今日の晩御飯、ぼくが作ってもいい?」
と言いました。
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「えぇ。いいわよ。あなたもそろそろご飯を作るのを覚えなくちゃね。」
「ただし、家にある材料だけで作ること。
…いいわね?」
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家にお肉がない事をぼくは知っていました。
お母さんはとてもいじわるです。
しかし、ぼくはまた一つの案を思いつきました。
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およそ1時間半がたったと思います。
「出来た〜!」
ようやく晩御飯が完成しました。
作ったのはハンバーグです。
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お母さんが言った条件はきちんと守ったので、お母さんは特にぼくを咎めたりしませんでした。
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ぼくが初めて作ったハンバーグ♪
美味しく出来てるかな〜?
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しばらくしてお父さんが帰ってきたので、ハンバーグをお皿に盛り、テーブルに並べました。
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お父さん、お母さん、ぼくの全員がそろったのでぼくは、いただきますをして食べ始めました。
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食べ始めてから少しして、お父さんが口を開きこう言います。
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「あれ?そういえばお母さんの姿が見えないが、お母さんはどうした?」
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その質問にぼくは不思議に思いました。
だって、お母さんは今…
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「え?お母さんなら、今ぼくたちが食べてるじゃん。」
作者赤庭玖繰
完全に余談となりますが、
この怖い話を投稿した日の晩御飯…
ハンバーグでした…w