短編2
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「あ〜そ〜ぼ!」

(ピンポーン、ピンポーン)

インターホンが鳴り響く。

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「カズノリく〜ん!あ〜そ〜ぼ!」

玄関の扉の前でそんな声が聞こえた。

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…これで一体何日目だ?

そろそろ5日間連続で俺の家にきてるんじゃないのか。

さすがにこれは気が滅入る。

そう思った俺は、

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「なぁ、今日俺、遊べないんだ。

用事があるからな。」

玄関ごしに少し強めに言った。

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これはもちろん嘘。

用事なんて本当はない。

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しかし、そう言うと決まって、

「え〜。じゃあ、仕方ないな〜。また明日来るね〜。」

と、何処かへ去って行くのは彼らしい。

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ふぅ…。

俺は一つため息をつく。

そして、すぐさま自分の部屋に戻り、布団をかぶった。

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こんなこと…こんなことはありえない。

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だってあいつは…

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6日前に交通事故で死んだ筈なんだから。

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(ピンポーン、ピンポーン)

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「ひっ⁉︎」

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まさか…。

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「カズノリく〜ん!あ〜そ〜ぼ!」

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やっぱり…。

遊ぶのさっき断ったばかりじゃないか。

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「カズノリくん。僕は悲しいよー。だって嘘ついてるんだもんー。」

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嘘?なんでそんかことが分かるんだよ。

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「だって、カズノリくん今。お布団の中にもぐってるでしょ?それのどこが用事なの?」

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全部バレてる…⁉︎俺はとてつもない恐怖を感じた。

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「だからー。早くあそぼ〜よ!」

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嫌だ。

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「カズノリく〜ん!」

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嫌だ!

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「あ〜そ〜ぼ!」

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嫌だ‼︎

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「じゃあ、お邪魔しまーす!」

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…今なんて⁉︎

俺はすぐさま布団から飛び出した。

すると、

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「ほら。お布団もぐってた。」

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目の前には、どこから入ったのかは知らないが、体の半分を失くした1人の少年の姿が…。

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「カズノリクン!ア〜ソ〜ボ!」

Concrete
コメント怖い
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カフェオレさん
怖いありがとうございます

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闇神楽さん
怖いありがとうございます

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rumiさん
怖いありがとうございます

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あきらさん。
コメントありがとうございます。

その発想はなかったですw
いや…想像したらなんかグロいような…

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ベアトさん。
怖い&コメントありがとうございます。

まぁ、そうなりますねw

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無くなった体を牛肉とホルモンで作ってあげたら成仏しますよ

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体半分なくなってる…。
よほど酷い交通事故だったんですね。

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アイスクリームさん。
コメントありがとうございます。

あははw
中々強気にいきますね〜w

私にはそんな勇気ありませんよ^^;

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ガラさん。
怖い&コメントありがとうございます。

実際こんな場面に立ち会ったらと想像すると…怖いですよね^^;

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GENERATIONS102さん。
怖いありがとうございます。

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AokiMinoさん
怖いありがとうございます。

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怖!!こんなことされたくねぇぇー!!(。>д

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aoiさん。
怖い&コメントありがとうございます。

この話は、一応
「6日前、カズノリくんの家に遊びに行っている道中、交通事故で死亡」
と、設定してます。

よって死んでいるとは知らずに、ずっとカズノリくんの家に遊びに来ている。

そう解釈してもいいし、

死んでしまった事には気づいているが、1人は寂しいから、カズノリくんを道連れにしようとしている。

こう解釈してもらってもかまいません。

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Noinさん。
怖い&コメントありがとうございます。

跳ねたんですかw
そんな人は初めて聞きましたよw

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自分が死んでいるのが判らないのか判っていて
やってきているのか・・・
後者ならカズノリくんを道連れにしたいのか・・・
恐ろしい事で・・・

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ヤバい。
読んでて最後、
マジで跳ねちゃった·····
恥ずかしい

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