短編2
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ストーカー

聞いた話でございます。

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私は都内で一人暮らし。

仕事終わりに近所のコンビニに寄ってから帰宅するようにしている。

一つ問題があった。

ここ最近ストーカーの被害に遭っているのだ。

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そのストーカーはどこからついてくるのかわからないが気がつくといる。

今夜もストーカーがついてくる。

警察に話しても見回るからとだけで特に直接な対処はしてくれない。

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今夜はいつもと違い、私に近づく距離がだんだん近くなっている。

殆ど真後ろにいる状態だ。

相手の息遣いが聞こえてくる。

家まで入ってきたらどうしよう 大声をだした方がいいのか 相手が刃物を持ってたらどうしよう...

考えていると、私の家が近づいてきた。

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もうすぐ家が目の前となった時、ストーカーに後ろから抱きつかれた。

「きゃぁーーーー!!」

「どうした?!大丈夫かい?!」

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music:6

隣の家のおじいさんが家から出てきた。

「た、助けて下さい!!!」

私はおじいさんの方へ行き、ストーカーの方を見た。

「あ、あれ?大丈夫かい?君の背中に虫が付いてたから、追い払おうとしたら勢いあまって飛びついちゃったよーごめんごめんー」

ストーカーは男だった。

男はそう言い残して走り去っていった。

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「大丈夫かい?あの男、右手に刃物を持っていたよ。夜道は用心しないといけないよ。」

隣のおじいさんが諭すように私に言った。

「はい...最近、誰かにストーカーされてて...警察にも話したんですが...」

「まったく...事件にならないと警察は動かないのか...あの男に面識はあるのかい?」

「あります。あの男は....」

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私が住んでるマンションの管理人です

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<おしまい>

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ほたてさん "怖い" コメントありがとうございます。
僕の話は身近に潜む人間の恐怖や狂気の話が多い気がします。幽霊や妖怪などの話もこれからは書いていこうと思います。
けっこう身近に変な人っているので、呉々もお気をつけ下さいね。

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群青さんのお話は、いつか自分の身に降りかかるかもしれない…というリアリティー があって怖いです。気を付けなければ…

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ちゃあちゃんさんコメントありがとうございます。
自分で身を守らないといけませんね。

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