自戒:こう言う真似はしない様に

短編2
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自戒:こう言う真似はしない様に

学生時代の話をもう少し。

大学に入り友人も出来て、悪友も出来まして、友人と悪友とは別々の付き合いでありました───とは言え、片方をおろそかにする真似では無く、いわゆる御誘いが有った方に私が付いて行く形でありました。

で、悪友は車を所持しており、度々乗せて貰いましたが、今思えば運転ばかりさせて申し訳無かったなと悔やんでもいたり。

翌日の講義が昼からだったりしますと、夜のドライヴも幾度か決行しました。

そんな中、止せば良いのに私は調子に乗ってしまい、怖い話をし始めました。

悪友はどちらかと言えば、人間関係の進展やらと日常生活の方に関心が行くものですから、やめてやめてと制止していたのであります。

「あにゃにゃにゃーっ!」

「?!」

猫ではありません。犬でもこんな声は出さないかと思われます。

1:00、車内には私と悪友のみ……聞こえたのはどう考えても、幼子(おさなご)の声。

「君が怖い話するからだよォーっ!!」

私だけで無く、悪友もその声が聞こえていたみたいで、ギャヒーとばかりに私の下宿する場所へと帰って参りました。

幼子の声が聞こえたのは、津軽地方の墓地公園と呼ばれる場所……

二度目も調子に乗ってしまい、怖い話をしてしまうと、今度は幼子の喋る声・・・21:00になる手前でありました。

その時は草の生い茂る場所を走っていたのであります。

自戒:人の嫌がる事をしてしまうと、変なのが飛んで来る場合も有る

Concrete
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