長編13
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自殺村(7)

~9月1日~

始業式の日の朝。

俺は重い身体を起こした。学校に行くことに対する憂鬱な重さではなく、俺は元々朝が弱い。

トイレを済ませてから、洗面台へ向かい、歯を磨き、顔を洗う。これがいつものルーティーンだ。

朝食はとらない、食欲がないのもそうだが、そんな時間があるならできるだけ睡眠を確保したいからだ。朝食はとった方が健康に良いとはよく言うが、それなら昔の人間はどうなるのか。それこそ戦後など、もっと言えば原始時代なんかは、まともに食事をとれていたとは思えない。それでもこうして子孫を残し続けている。と俺は誰に対してかわからないが言い訳がましくそう考える。

そして自室で着替えを済ませ、家を出た。母と父は共働きで俺よりも早く家を出ているので、俺は家の鍵を閉め学校へと向かう。

高校生活約1年半、俺は同じ道を通り続けている。中学は割りと近い位置にあったので徒歩で通えていたが、俺が今通っている高校は最寄りの駅まで10分歩いた後、3駅先で降り、そこからまた徒歩10分程の場所にある。通う前は中学に比べて割と遠い場所にあるから大変だな。と思っていたが、いざ通い始めるとそうでもない。これが『慣れ』というものなのだろう。

電車内は時間も時間なので常に満員になっている。ぎゅうぎゅうに人が詰め込まれ、まるで出荷される魚のようだ。毎日耳にする車内アナウンスはなんだか気持ちを憂鬱にさせるので俺はすかさず耳にイアホンをあてがい携帯で音楽を聴く。音漏れがないように音量を最小限に抑え、電車に揺られる。座れは出来なかったが、今日は幸いなことに窓側に位置することができた。人は溢れる程多いが、外の景色を楽しむことが出来たので割と優雅な通学が出来たと思えた。

各駅停車なので次の駅で電車が止まった。バタバタと電車を降りる者もいれば、携帯の画面を凝視しながらノタノタと降りる者もいる、俺は自分が位置した窓際の扉が開いたので一旦電車から降りる。そしてこの駅で下車する者、全てが降り終えたので、俺は再び電車に乗る。すると後からこの電車に乗ってくる人に、半ば押し入れられる形で俺は中の方に位置することとなった。非常に生き苦しい車内。隣で新聞を広げ、のうのうと読書してる中年のスーツ姿の男性がいる。電車が揺れる度にその新聞の紙が俺の腕にしゃりしゃりと当たるので、少し鬱陶しい。俺は先程の優雅な通学から一転、地獄のようなひとときになってしまったので、少し不快な表情になる。

さらに次の駅で電車が止まる。ここは先程の駅より広く、この駅を目的で電車に乗っている者も多いだろう。一斉に人々が電車を降りる。俺はそのバタバタと行き急ぐ人々と身体をぶつけ合いながらも、後一駅だけだが、座れる席がないか、詮索する。しかし、何席かは空いていたが、すぐに人が座られ、俺は「ならいっそのこと」と窓側の位置を確保した。また多くの人々が電車に乗り、車内はぎゅうぎゅうになる。ここで俺は自分の失態に気付いてしまった。次、俺が降りる駅は今俺が位置する扉ではなく、反対側の扉が開くのだ。俺はこの長い休みの間に完全に忘れてしまっていたのだ。

そして、自分が降りる駅に到着した。反対側の扉が開いたので俺は「すみません、すみません」と人々をかき分け、電車を降りる事が出来た。先程のむさ苦しい空気の取り戻すかのように俺は深呼吸を行い、改札を出た。ここから10分、学校まで歩かなけばならない。季節的にはもう秋となるが、まだまだ陽の日差しは加減を知らない。先程の満員電車もあって、俺の額や背中から汗が噴き出る。そして周りを見渡せば俺と同じ制服を着た学生がちらほらと見え始める。皆、長い休みのせいか、少し気だるそうな表情を浮かべている。

学校に近づくにつれ同じ制服を着ている者は多くなり、「今日から学校だる~い。」など友達と他愛もない会話をしている者もいれば、イアホンを付け自分の世界に入り浸りながら通学する者もいる。俺はもちろん後者だ。この学校に俺は友達と呼べる存在はいないからだ。地元から少し離れた所にある高校では俺の中学の知り合いは一人も居ない。

しかも俺はいわゆる『いじめられっ子』状態だ。学校の正門をくぐり、ここからが地獄の始まりだ。もしかしたら、あの村に居た時の方が裕福な気持ちだったかもしれない。俺は自分の教室に向かい、歩きだす。すると、同じクラスの連中とすれ違う。連中は俺の方を指差し、ひそひそとなにかを言い笑っている。俺はイアホンを装着していたのでその内容は聞き取れなかったが、おおよそ察しがつく。奴等の目線は俺の顔に注目している。俺はあの村で毎日猛暑の中、掃除をしていたこともあり肌はすっかり焼け、夏休み前とは別人となっていた。奴等はそこを笑い合っていたのだ。

俺は無視するように歩き続け、教室へ入った。その途端、クラスの連中は俺に注目する。理由は先程と同様だろう。皆、ひそひそと俺の顔を遠くから眺めている。俺は誰とも目を合わせず、自分の席に着く。それと同時にチャイムが鳴り響く。俺はいつもチャイムが鳴る時間に合わせ、そのギリギリで席に着く計算をして家を出る。この騒がしいクラスに一秒でも居たくないからだ。

そして担任の先生が教室に入り、ホームルームが始まる。

「お前ら夏休みはどうだったか~?だらけ過ぎてないか~?」などと一通りの決まり文句を終え、全員を体育館に移動させる。

体育館は気温と人数のせいでサウナのようだった。教壇に校長が立ち、決まりの長話を始める。周りを確認すると皆、この暑さで身体も精神も参ってるといった状態だった。この休みで散々だらけていた報いだろう。しかし、俺も夏休みはぶっ通しで村で働いていたせいで、その疲労感がまだ抜けきっていない。皆と同様「早く終わってくれ。」と心の中で祈るばかりだった。

そして始業式が終わると皆、そそくさと教室へ戻った。

また教室で本日2度目のホームルームが始まる。

担任が「じゃあ、宿題集めるぞ~」と言い出した。

俺は「あっ」と思わず口に出た。

完全に忘れていた。いや、物理的に出来なかった。誰が自殺目的で村に宿題を持って行くのだ。周りが宿題を提出する中、俺は小さく手を挙げ「すみません、忘れました.......。」と囁いた。

担任は少し驚いた表情を浮かべ、「そうか、じゃあ明日持って来るように!」と俺は多少の叱咤を受けた。

周りがザワザワとして俺に注目している。ここはそこそこの偏差値を誇る進学校だ。宿題を忘れる者は俺以外誰も居なかった。またクラスの連中に変な印象を与えてしまった。連中は先先の前では俺に危害を加えることは決してない。なので今、多少のザワつきがあったが、すぐに静まり皆、担任へ視線をやった。

そしてホームルームが終わると俺は逃げるように教室を後にした。

時刻は昼前だった。俺は朝とは比べ物にならない程のこの残暑の中、駅へ向かった。

着いた頃には全身汗だくで息が上がっていた。俺はホームで電車を待つ。

しばらくして電車が到着した。やはり朝に比べて電車はガラガラだった。俺はてきとうな席に座り、一息入れた。

駅の自販機で買ったスポーツドリンクを口につけ、がぶがぶと飲み干す。疲れもあってかそのままウトウトと眠りについてしまった。

そして最寄りの駅のアナウンスと共に目を覚ました。俺は電車を降り、改札を抜け、自宅へ帰った。

鍵を開け、家に入るなり制服を脱ぎ散らし、シャワーを浴びた。

家着を着て俺は自分の頬を両手で叩き、気合を入れる。そう、この夏休み一ミリも手を付けていない宿題を今日中に終わらせなければいけないのだ。俺はその壮大な量を目の当たりし、早くも心が折れそうになる。こんなことならあの時実行してればよかったかな.......と俺は少し自嘲した。

そして俺は休むことなく(食事はちゃんととったが)猛スピードで宿題を終わらせた。

時計を見ると朝の4時を回っていた。俺はフラフラになりながらも風呂に入り、少し仮眠をとって学校へ向かった。

今日から通常の授業が行われる。俺は朝のホームルームで担任に宿題を提出し、席に着いた。

一限目が始まると同時に俺は机に伏せ眠ってしまった。チャイムの音で目を覚ました俺は眠い目を擦り、起立して号令し、再び机に伏せ、睡眠に入った。

すると、なにか頭にぶつかった。俺はそれで目を覚ました。

咄嗟に上体を起こし周りを見渡す。するとクラスメイトがくすくすと笑いこちらを見ている。俺は下を向いた。するとなにか紙をぐしゃぐしゃに丸めた物が床に落ちていた。どうやらこれを俺の頭に投げ込まれたようだ。周りを見ても誰が投げた物かわからない。このクラスは俺に対して教室ではこのような陰湿な行為をする。暴行などの類は俺がトイレで用をたしている時に上から水を掛けられたり、廊下で通りすがりに肩を強めにぶつけるなどと、俺が抵抗しないのをいい事に様々なイジメのパターンが格率されていく。俺は残り1年半、この状況を耐え続けなければならないのだ。

俺はあの村で変わることはできたが、周りが変わることはない。当然といえば当然だが、皆からすればこの長い休み期間で「なんでアイツあんな黒く日焼けしてんの。」と笑いネタぐらいにしか思われてないだろう。よくあるフィクションの物語では俺のようないじめられっ子が壮絶な経験して元の世界に戻ってきたら真っ先にいじめっ子に抵抗するシーンがよくあるが、現実ではそうはいかない。いくら壮絶な経験をした所でこの教室にはこの教室なりの空気が流れている。それに抗う勇気は、まだ俺にはない。なので俺は耐える道を選んだ。残りの人生を考えれば、この短い期間など容易く感じる。それを俺は彼女(夜川さん)に直接的ではないが、教えてもらった。

自殺などとバカな考えはもう起こさないと俺はもう心に誓ったのだ。

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そして数カ月が経ち、新学期を迎えた。

桜が満開に咲き、まだやや肌寒い季節に新入生を交えて全校集会が行われた。

教壇に立つ校長の話は相変わらず長い、よくこんなに話す事があるものだ。

俺はふと校長の目線に注目した。すると校長は全校生徒を全く見ておらず、終始遠くの体育館の入口に目をやり喋っていた。

なるほど、あくまで業務的に教壇に立ち、取り留めのない言葉を並び立て、その用意してきた言葉が少しでもブレないように目線を一点に集中させて話をしているのか。それなら校内放送などでよくないのだろか。と俺は暇つぶしにそんなことを考えていた。

そして始業式を終え皆、先生に誘導される形で体育館を後にする。角砂糖を求め、行列をつくるアリのように皆が校舎の方へと向かう。

そして俺は、ホームルームまでまだ時間があるのでその行列を外れ、トイレに向かう。体育館の近くにあるトイレなので人気もなく、俺にとってこの学校唯一のオアシスとなる場所だ。

便器に座り、時間を潰す。

数分経過した後、そろそろかと思い俺は立ち上がって手を洗い、トイレを出て校舎へと向かう。

そして、廊下を歩いていると後ろから、「沢辺さん.....?」となにやら聞き覚えのある声がした。

俺は振り返る。

そこには俺と同じ制服を着た男が立っている。エンブレムに視線を向けると、どうやら新入生のようだ。でも、俺はコイツを知っている。

中尾だった。

俺にとって最初の志願者、その姿がなんだかとても懐かしく思える。

「お、おう。」と俺は少しぎこちない挨拶になってしまう。

驚いたのもあるが、なによりあの非現実的な村とこの日常が一緒の世界だと改めて実感した瞬間だった。

「沢辺さんってここの高校だったんですね。」と中尾は口にした。

「ああ。もしかしてお前が前言ってた高校って.......」と俺は自然と口に出た。

すると、中尾は少し困惑した表情で「........はい。一年遅くなりましたが入る事が出来ました」と答えた。

「そうか......まぁなんにせよ、入れて良かったな。」と俺は取り留めのない言葉を返す。

「そうですね。あっ、そろそろチャイム鳴りそうなので行きますね。」と中尾は踵を返した。

「なぁ。」と俺は中尾を引き止めた。

中尾は足を止め、こちらに振り向く。

「今日学校終わったら時間あるか?よかったら近くの喫茶店で話しよう。」と俺は中尾を誘った。

「わかりました。じゃあ終わったら正門で待ってますね。」と中尾は言い、教室に戻っていった。

久しぶりに人と会話がしたかった。それが本心だった。中尾は唯一あの村で知り合った、言わば『この世界』の人間だ。あの時どういった心境だったのか。それからどういう生活をしていたのか。訊きたいことは色々とあった。俺は今年の受験勉強の為、日々ストレスを溜めながら過ごしていたせいか、とても楽しみな気持ちになった。

そして放課後。

俺は教室を出て、正門へ向かう。遠くからでも中尾の存在が確認できた。

急いで中尾に近づき「悪い、待たせたな。」と言った。

「いえ、僕も今来たばっかりなので。」と中尾は答えた。

ここでふと、これがもしかわいい女の子とかだと俺はいわゆる『青春』を謳歌できるんだろうな。と俺は自分で誘っておきながら、こんな気持ち悪い妄想が脳裏に過る。

そんな事を考えてると、中尾が「どうしましたか?」と訊いてきた。

「あっ、」と俺は我に返り、「なんでもない、行こうか。」と学校を出て、駅にある喫茶店へ入った。

始業式で早めに終わったとはいえ、時刻は昼前なのでちらほらと人が居た。ノートパソコンで仕事をしている者も居れば、主婦同士、談笑に浸ってる者も居る。俺と中尾はあまり周りに人がいない席を確保し、椅子に腰かけた。

俺は「なに飲む?」と中尾に訊いた。

「あっ、じゃあホットコーヒーで。」と中尾は答えた。

俺は店員を呼び、「ホットコーヒー2つで。」と注文をした。

数分後、「お待たせしました。」とコーヒーが運ばれた。

俺はブラックでは飲めないので砂糖やミルクを多めに入れる。すると、中尾はなにも入れずにコーヒーを飲み始めた。俺はなんだか少し負けたような気持ちになった。

そして、「すごいな、俺そのまま飲めないんだ。」と会話を始めた。

「いえ、いつも勉強する時、カフェイン摂取の為に飲んでいたら、いつの間にか好きになってただけです。」と若干誇らしげに中尾は語った。

「あの後、やっぱり猛勉強してたのか?」と俺は中尾のプライベートに踏み込んだ。

「はい。今まで遅れていた分もありましたので、自分で言うのもあれなんですが、かなり苦労しました。」とやはり俺の印象通り、しっかりとしている。

「沢辺さんは受験勉強中ですか?」

「ああ、高校生活は楽しめなかったからせめて大学はいい所行って遊びまくってやろうと思ってな!」と少し自虐的な発言をした。

俺は場を盛り上げようとして言ったつもりだったが、中尾は深刻な表情になる。

「やっぱりその......いじめってまだ......」と中尾は小さく呟いた。

「ああ。でも、たかが高校生活の3年耐えればいいだけだ。もう慣れたよ。」と俺は強がって、そう豪語した。

多少気まずい空気が流れた。

数秒が経過し、中尾は口を開いた、「あの時は、ありがとうございました。沢辺さんの言葉で僕は自分の人生を前向きに考えることができました。」と再び礼を言われた。

「いや、俺は全然......。」と少し照れる思いを隠し、そう答えた。自分で言った事を改めて思い返し、少し気恥ずかしい気持ちになった。

そして、「あの後、あの村はどうでしたか?」と中尾はふいに訊いてきた。

俺は訊かれる事は予測してたが、かなり迷っていた。本当の事を言うか、それとも何事もなかったと嘘をつくか。逡巡した想いで俺は考えた。

そして、俺は本当の事を隠す事にした。話たい気持ちはあったが、あの村の事、あの悲惨な出来事は、これから未来を生き抜こうとしている人間には相応しい話ではないと俺は判断したのだ。あの出来事は自分の心にしまっておこうと決意した。

それから他愛もない会話が続き、気付けばもう日が暮れそうになっていた。

「そろそろ帰ろうか。」と俺は切り出した。

「そうですね。」と中尾は答えた。

店を出て、俺は「じゃあこれからも頑張れよ!」と言い、中尾は「沢辺さんも受験、頑張って下さい。」と言葉を交わし、お互いわかれた。

俺は電車に乗り、帰路に着いた。

そして夕飯を食べ終えた後、自室で勉強に取り掛かろとした。

だが、中尾との再会もあってか、なんだかあの村が懐かしく思い、久しぶりにホームページを見てみよう。と俺はPCを開いた。

しかし、いくら探してもあのオリジナリティ溢れるホームページが見つからない。

俺は妙な胸騒ぎがした。

その後もなんだか勉強に身が入らない。もしかしたら彼女になにかあったのかもしれない。と心配な気持ちが勝っていた。

そしてまだ、あの村の電話番号の履歴が残ってたので電話してみた。

すると、電話口からは聴き慣れた機械的な口調で「この電話番号は、現在使われておりません。」と聴こえてきた。

「どういうことだ?」と俺は暫く考えた。

本当に彼女の身になにか........それともたまたま休んでいるだけなのか.........俺はいくら考えても答えがわからず、決意した。

明日、またあの村に行ってみよう。

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次の日。

俺は学校が終わると同時にその足で村へと向かった。

幸い、今日は金曜日なので俺は帰りの事を気にすることもなかった。

また、電車とバスを使って学校からだと30分くらいで村の最寄り駅に着いた。

そこからまた、1時間ぐらい歩き、ようやく辿り着いた。

久しぶりの村の風景。

あの時と変わらず、入口の看板には消えかかった字で(自殺村)と書かれている。

だが、なにか様子がおかしい。

俺がいつも掃除していた村の庭は、雑草が生い茂げられ、手入れを怠ってる様子だった。外壁もあの頃よりかなりガタがきている。

あんなに村を入念に毎日手入れしていた彼女を思い返せば、これはかなり異常な光景だった。

俺は気持ちが焦り始め、すぐに彼女の部屋へ駆け込んだ。

しかし、彼女は居ない。

次は大部屋に駆け込んだ。

しかし、そこにも彼女は居ない。

俺は自分の使っていた部屋など、あちこちを探したが、彼女の姿はなかった。

残るは客室のみ.......。

俺は息を吞み、客室のドアを開けた。

そして、ようやく俺は彼女と再会することができた。

いや、正確には彼女だった姿に.........。

続く

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