胸糞の悪い話を会社の先輩から聞いた
先輩の知人によく会社を休む人がいた
その休む理由が・・・・全く・・・
その先輩も呆れて・・というか・・・そこまでやるか!と怒っていた
「そいつな・・・遊びたい一心でよく有給休暇を使いよく休んでいたらしい
その休む理由が・・・自分の親や親戚・・・などなどすべて葬式やお見舞いなどいろいろと理由をつけて休んでいた」
「え・・・そういう話、よく聞きますよ、先輩」
「そういう話は俺もよく聞いたよ・・・でもな、そいつはな・・・実力行使を使っての有給休暇なんだよ」
「え?・・・実力行使って・・・」
「まぁ・・順に話すよ・・・まず一人目な・・・自分の父親
会社には「父親が危篤になったので明日休ませてほしい」と上司に頼み込んだ
上司も親の危篤ということで拒否もできずに許可を出した
もちろん父親は危篤状態・・・その後に死んだ
もちろん、そいつは「父親が死んで葬式の喪主になったので休ませてほしい」と会社へ電話をした」
「先輩!その人、本当は父親は元気で危篤じゃなかったんでしょ?」
「いや、実際に危篤で亡くなられたよ・・・」
「え!マジですか・・・」
「うん・・・でもな・・危篤前はすごく元気でなんで急に危篤なったのか家族たちは不思議かっていたんだよ・・・」
「まぁ・・年だからでしょ?」
「確かに年は年だが・・・寝る前は無茶苦茶元気で翌朝に危篤状態・・・ありえないといえばあり得ないんだが・・・」
「え・・・先輩・・・何か口にはさんだものの言い方ですよね・・」
「まぁ・・・な・・・2人目・・自分の母親・・・父親が死んでその2週間後に死んだ
もちろん、そいつは休暇届を出したさ・・・1か月以内に2人も死んだよ・・・」
「偶然といえば偶然でありそうだけど・・・」
「まぁ・・・3人目・・・自分の妹・・・翌月に死んだ・・・もちろん休暇届を出したさ」
「えええ・・・ちょっと・・・先輩・・・」
「お前が言いたいことはわかる・・・」
「というか・・・妹さん、若いんでしょ?」
「もちろんだよ、死因は心臓発作・・・」
「え?心臓発作・・・持病を持っていたんですか?」
「いや、健康体そのもの・・・持病は無いよ・・・そいつがなかなか妹が起きてこないので寝室へ見に行ったら死んでいたとさ・・・」
「持病なしで突然死?・・・ありえそなさそうなことだけど・・」
「4人目・・・そいつのおじさん・・・妹さんの死後1か月後・・・死因は妹さんと同じく心臓発作・・」
「うわぁ・・心臓発作・・というかたった3か月で4人死んでますよ、先輩」
「そうなんだよ、「偶然だ」と言われれば偶然なのかもしれないけれど・・・」
「偶然・・?・・・何か呪われてるんじゃないですか?」
「あははは!!呪いね・・・呪いならまだ救われたかもしれん・・・」
「5人目・・・そいつのいとこ・・・交通事故死・・・そいつも軽傷を負ったけどな・・いとことドライブしに行って事故を起こしたらしい」
「5人!!・・・え・・・・ちょっと・・・」
「さすがに俺もこんなに立て続けに死者が出るのか?と疑問が湧いてきたよ・・・」
「だとおもいます・・・出来過ぎだ・・・」
「なんかおかしい・・・親戚の間にも疑問を抱くものが出てきてそいつに詰問をしたらしいけどな・・そいつ・・少し笑みを浮かべて「偶然ですよ」と答えたんだとさ
その親戚の人から聞いたよ・・・なんかなぁ・・・」
「私もおかしいと思います・・・」
「うん・・俺もそいつにしつこく聞いたんだよ・・・「さぁ・・・偶然だよ」の1点張り
そいつが「あのさM(先輩の名前)・・俺んところの会社はブラックでな・・なかなか休みが取れないんだよ・・・俺もさ・・たまには息抜きをしたいさ・・・前に「体の調子が悪いので休ませてください」と頼んだのだけどあっさりと拒否されたよ
本当に体調が悪くてな・・・1日何とか我慢したさ・・・
なんとか休みを取る方法はないかなと考えたさ・・・
閃いたんだよ・・・待つより実力行使ってか・・M」
俺は意味が分からなかったよ「実力行使」って何だろ?ってね
「俺はな・・・実力行使で有給休暇を取ってきたさ・・・まぁあの連中には気の毒な事をしたけどな」と言いながら笑みを浮かべていたんだよ」
「「実力行使」って・・・先輩・・一体どういう意味なんですか?」
「俺も意味が分からなかったよ・・・「おいM・・・どうやらわからないようだな・・人間・・何か事を成し遂げようとすると人間の本性が出るんだな、俺もびっくりしたよ・・
俺って・・俺の本性って・・・こうなのか・・・とな」」
「人間の本性?・・・ますます意味が分からないです」
「「M・・・・
一人目は・・躊躇したよ・・・自分の父親だもんな・・・俺の親父は酒が好きでな・・・徳利の中にな・・・ほんの少しだよ、少しだけ・・・まさか・・死ぬとはな・・どうやら量を間違えたのかと・・・あはははは!!!・・・
母親の時は間違えないように・・・量をきちんと計ったんだけどな・・・まぁ・・仕方ないさ・・・
3人目は・・・かわいい妹をな・・・夜中にそっと・・・口を塞いで・・・心臓を一気に拳でな・・・これなら・・ほぼ証拠はな・・・
4人目・・・どうしてもな・・休みたがったんだよ・・・ちょうどいいタイミングで叔父から電話があって叔父の家へ行ったさ・・・もちろん・・妹と同じで心臓発作を起こして死んださ・・・
5人目・・・いとことドライブしててさ・・ふと・・・今週中に休みたいな・・・と思ったとたんに無意識だな、いとこの腕をつかんで無理やりハンドルを切ってたよ・・・電柱にドンッとぶつかってな・・・いとこは即死で俺は頭を打ってな・・・病院送りさ・・・まあ俺も被害者だよな」
「先輩・・・・すいません・・・トイレへ行ってきます」と私は吐きそうなのを我慢して足早にトイレへ行っておもっきし吐いた
気分悪い!!!
「すいません・・・先輩」と私は頭を下げた
「いや・・・俺も吐いたよ・・・あいつの目の前でな・・・そしたらあいつ「おいおい・・目の前で吐くなよ・・・こっちまで気分悪くなるだろ・・・お前、何か勘違いしてないか・吐くような話を俺はしてないぜ・・・偶然なんだよ、偶然な」」
「先輩・・・偶然って・・・マジで「実力行使」してる・・・」
「偶然じゃないよな・・マジでむかついたよ・・・「おい!何か偶然だよ!」と言うとあいつは「え?偶然、おれはその場にいただけ・・・偶然な」
「ふざんけんなよ」と言って俺はさその場からさっさと離れたよ」
「なんという自分勝手な・・・ところでそいつはどうしたんですか?」
「あいつな・・・未だに「休暇中」だよ」
「え?・・・「休暇中」って・・・」
「あいつ、行方不明だよ・・・どこへ行ったのか」
「・・・・・消息不明って・・・」
いろいろな休暇の理由を聞いたことあるけど・・・これはエグい・・・
作者名無しの幽霊
いろいろなずる休みの理由を聞いたことはあるけど今回のは私には無理
やり過ぎとかの問題じゃない
自分の親族を手にかけたんだよ
サイコパスもサイコパスの中のサイコパスだよ
全然、反省の色がない
久しぶりに胸糞の悪い話を聞いた