短編1
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オハヨウ

これはある日の朝の事

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GWも終わり、連休明け特有の会社へ行きたくないと言う気持ちが身体にも出てるようで、体が鉛のように重い。

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今日は仕事場が遠目の所なので早く起きる、朝6時に起きる、外がいやに明るかったので慌ててスマホの時計を見ると4時44分、早く起き過ぎた様だ、と言う訳で二度寝もう一回布団を被り目を瞑る。

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二度寝を始めて数分、再び眠りに入る寸前、部屋に「…ヨウ」「…ハヨウ」と言う音…と言うか声が響く。男の様な低い声、よく聴くと「オハヨウ」と言っている様子、父親かな?と思い思い体に鞭打って隣室の両親を見に行く。

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隣の部屋の襖を開けてみると…両親はまだ寝ていた、気の所為かな?と思い自室に戻る途中「おはよう」すぐ後で聴こえた、ゾクッとして布団から飛び起きた、スマホを見ると5時58分、夢だったか…しかし何だか妙に現実味のある夢だった。

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出かける準備を済ませ朝食を食べていると母親が、アンタ朝早くにこっちの襖開けてどうしたのよ、起きちゃったじゃない、と言って来た。するとあれは夢じゃ無かった事になる、となるとあの声は一体…。

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