1
ある、小さな女の子がいました。
その子は鍵っ子でした。
あるとき公園でぬいぐるみを拾って、親友になったそうです。
母親に話すには「魔法の世界に連れていってくれる」のだとか。両親は深く考えませんでした。小さな子供にありがちな空想だと思ったからです。
2
ある頃から、商店街で。
小さな女の子がニタニタ笑って、一人で楽しそうにブツブツ話しながら歩き回っているのが、目撃されるようになりました。
その女の子は薄汚れたぬいぐるみを抱きしめていました。
気づいた知人が、親に連絡しました。
おそらく、原因はぬいぐるみだと母親は察して。
「ちょっと見せて。私にも紹介して」
そのぬいぐるみは薄汚れ、破れていた。
調べると、破れ目の中にビニール袋が。
中身は「白い粉」で、少し漏れていたそうです。
たぶん、麻薬の運び屋とかが捨てたのだろうか?
作者退会会員
この話は一応はフィクション。
とはいえ、一部怖いのは都市伝説でなく「現実」。
このサイトの掲示板に「余命三年時事日記」の話題立てといたぞ(笑)。