友との宴 興が乗ったものだから
陽が沈むにも 気づかなかった。
月あかり 照らす帰り路
みちの傍 たたずむ地蔵
どれほど前から あったのだろう
こんなところに あっただろうか
懐さぐれば 握り飯
ひとつ供えて みようじゃないか
腰を折り 手を差し出して
血が凍る
目があった 地蔵じゃない
膝かかえ こちらを睨む
しらがの老婆
くれるのかい 尋ねる老婆
我忘れ
一目散に 走り出す
去りぎわの 呪詛の言葉は
家 知ってるぞ
友との宴 興が乗ったものだから
陽が沈むにも 気づかなかった。
月あかり 照らす帰り路
みちの傍 たたずむ地蔵
どれほど前から あったのだろう
こんなところに あっただろうか
懐さぐれば 握り飯
ひとつ供えて みようじゃないか
腰を折り 手を差し出して
血が凍る
目があった 地蔵じゃない
膝かかえ こちらを睨む
しらがの老婆
くれるのかい 尋ねる老婆
我忘れ
一目散に 走り出す
去りぎわの 呪詛の言葉は
家 知ってるぞ
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