転校初日の長休み。
本を読んでいると、声をかけられた。
Yくんと、Sくんと、 Nちゃん。
Y『なぁなぁ!心理テストやらねぇ?』
私は一応、クラスの人との仲を取り持つためにやる、と答える。
N『じゃぁ、目瞑ってみて!!』
言われた通り目を瞑る。
S『そんで自分の家イメージしてみて、』
私『したよ、』
S『玄関から入って、家の窓全部開けてみて。』
家の中は大勢の人とその話し声で溢れていた。
私『進みたいけど…大勢の人で進まないんだけど…。』
私『これ、なんの診断…、??』
S『…玄関から窓全部開けるまでに誰かに当たったら、そいつは…』
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『その家に住み着く幽霊なんだよ…』
私はもう一度目を瞑ってそいつらをみる。
あぁ、なるほど。
たしかに何十人か住んでる奴がいた。
でも、こんなにいなかったと思う。
今日家に帰ってみると増えてた。
みえるのが。
でも、アレほどでは無かった。
私の霊感も、全て見えるわけでも、強いわけでもないんだと思った。
てか、
私『なにしたらそんなに霊が憑くんだか、』
私『そこまで変なとこ、言ってねぇのになぁ…』
それ以来、どんどん見えるのが増えてきた。
多分、霊感が増えてきているんだと思った。
作者つむぎ