この話は前回の「蠱毒、作ってみた「前編」」の続きです。
前回の話を見てない方は、そちらを先に見てから、これを見て方が良いと思います。
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何かって言われるとよくわかんなくて、とにかくメッチャ動きが早かった。
飛び跳ねたけど何かよく分からなくて、それが俺の腕にくっついたと思ったら激痛が走った。多分噛まれた?のだと思う。
そいつはすぐ俺の腕から離れたてどっか行ったけど、噛まれた所がめっちゃ痛くて、針で突き刺したみたいな強烈な痛みが引かない。
痛いのと驚いたので俺は虫かごをその場に落とした。
ドチャーッって地面にぶちまけた泥水の中からは、虫の羽とかカエルっぽい骨とか、何かよくわからないキモい残骸が出てきたけど、こっちはそれどころではない。
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噛まれた所は赤くなったと思ってたら、直ぐに腫れてきた。それも尋常じゃないくらい。
見ている内にゴルフボールくらいにぶくっと腕が腫れた。
蜂に刺された事は前にもあったけど、とてもそんなもんじゃなかったね。泣きながら家に飛んで入り、爺ちゃんに「虫に刺された!」って泣きついた。
そしたらもう大騒ぎだよ。
車で病院へ連れて行かれて、その後でもっと大きな病院に送られて。
何に刺されたんだって医者に聞かれたから、俺が「蟲毒」って答えたら物凄く変な顔された。
その後は高熱も出て意識不明になって、最初の2~3日はマジで死ぬところだったそうだ。
結局1ヶ月近く入院した。
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退院した後で親や爺ちゃんから死ぬほど怒られたし、もう2度とこんなことするなって約束させられた。
でもそんな約束はもういらなかったよね。1番ビビってたのが俺だったから。
入院中は虫とかに殺される夢をいっぱい見た。もうトラウマどころか完全に虫恐怖症となり、あまりにも俺が
虫を怖がるんで、中学からは都会に引越しした。
一応言っとくけど、真似だけは絶対に止めるべき。
本気でやったら多分、死ぬ。
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FIN
Present By ゆっkー
作者ゆっkー
もう一度言っておきますが、絶対に蠱毒など作らないようにしましょう。
もし作ってしまったら、、、、、、、、どうなっちゃうんですかね、、、
引用元
https://xn--u9jv84l7ea468b.com/kaidan/#tanpen