「ねえ庄さん、この前文化会館に行った時の事を憶えてる?」
仕事の帰りに居酒屋『さもりこん』のカウンターでビールを煽り、ひと息ついたところで桜井美香が声を掛けてきた。
あの出来事から一か月ほどが過ぎ、そんなことがあったことすら忘れかけていた。
「ああ、憶えているよ。」
「あれからあの女性に会った?」
俺は首を横に振った。
これ以上あの女性に深入りすると良くないことが起こりそうな気がして、仕事の途中で立ち寄るコンビニを変え、敢えて彼女に会わないようにしていた。
「実は友達にあの時のことを話したのよ。」
美香の友達もこの話に非常に興味を持ち、その女性を見てみたいと午後三時にあのコンビニへと何度か足を運び、一度は美香も同行したのだが、あの女性を見掛けることはなかった。
それ故、その女性は俺と何らかの関わりがあって、俺にしか会うことが出来ないのではないかという結論に至ったのだそうだ。
「庄さんは本当にあの女性に見覚えは無いの?」
俺は再び首を横に振った。
「美香はあの女性は何だと思う?やっぱり幽霊の類?」
今度は美香が首を横に振った。
「ううん。私は何かこうパラレルワールドみたいな世界がひょんなことで交差したんじゃないかなって思ったのよ。あの女性の世界であの人がピアノの発表会に遅れそうなあの時点が、この世界のあのコンビニの前の空間につながったのかなって。でも庄さんの前にしか現れないとなるとやっぱり幽霊か何かなのかなあ。」
美香の言うような並行世界との接点みたいな考えが、現実離れしているようだが一番近いのかもしれない。
しかし、あの時俺と美香が迷い込んだ全く無人の文化会館はどちらの世界でもないはずだ。
あそこはどちらでもなく、人が存在していない時空の狭間のような存在なのだろうか。
「逆の可能性もあるよね。あの女性がこちらの世界へ迷い込んでいるのではなく、俺があのコンビニの前からあの女性の世界に入り込んでいるのかもしれない。そうすると俺以外の人があのコンビニの前に行っても異世界に入り込むことは出来ないからあの女性に会うことはない。」
「私は庄さんと一緒だったから向こうの世界へ行けたっていうこと?」
「ああ、でも単なる仮説だよ。だってあの女性に会った後、俺自身がどのタイミングでこっちの世界に戻ってきているのか全く分からない。」
「そうよね。」
美香がマスターに雑談が長いと怒られ席を離れても、俺はあの女性のことを考え続けていた。
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それは魔が差したというべきか。
あの女性が本当に異世界の存在なのだとすると、車に乗せた後文化会館へは行かずに、そのままどこかへ拉致してしまうと何が起こるのか。
言い方を変えると、俺の前で繰り返されている彼女の無限ループを無理矢理断ち切ってみたいと思ったのだ。
そして彼女がこの世界の人間ではないのなら、拉致しても行方不明になる人間が存在しない、つまり犯罪にはならないということになる。
そう考え始めると、自分を押さえることが出来なくなった。
拉致した後、彼女をどうしようという考えなどない。
なるようになる。
そして次の金曜日、仕事の休みを取ってそれを実行に移した。
会社の研究室からこっそりとクロロホルムを少量盗み出し、それを厚手のハンドタオルに浸み込ませてビニールの密閉袋にしまい込んだ。
そして自分の車で三時にあのコンビニへ行き、煙草に火を点けて彼女が現れるのを待つ。
あれから一か月以上経っているが、はたして彼女は現れるのだろうか。
「あの、すみません。厚木文化会館はどう行けばいいですか?」
やはり彼女は現れた。
この声、セリフを聞くのは四回目であり、着ている服も相変わらずだ。
「車ですか?」
これまでと同じセリフを繰り返し、彼女が車に乗り込んだ。
そして同じように彼女がお喋りを続ける。
俺は文化会館の近くまで来ると敷地へは入らず、すぐ近くの空き地へと車を乗り入れた。
「あれ?ここが文化会館の駐車場ですか?」
すぐ向こうに文化会館が見えているために彼女はそう思ったのかもしれないが、俺はそれに答えずポケットからクロロホルムを浸み込ませたハンドタオルを取り出すと助手席に座る彼女の鼻と口を覆った。
彼女はほんの少し抵抗を見せたが、しばらくするとぐったりとシートに倒れ込んだ。
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俺のアパートは文化会館から二十分程の所にある郊外の2LDKで一階の角部屋になる。
アパートの敷地に車を乗り入れ自分の部屋の前に車を横づけすれば、車からアパートのドアまで二メートルもない。
防犯カメラがあるような立派なアパートではなく、周囲に人影さへ無ければまず見つかる心配はない。
俺はそのまま自分のアパートへ車を走らせた。
アパートの部屋はダイニングキッチンと引き戸で仕切られた和室、そして鍵の掛かるドアが付いた六畳の洋間があるのだが、当然彼女をその洋間に担ぎ込んだ。
そして彼女をベッドに横たえると手足を縛って猿ぐつわを噛ませた。
彼女はまだ意識を失ったままだ。
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俺は彼女のバッグの中身を調べてみた。
財布には運転免許証が入っており、顔写真を見る限り本人だ。
名前は坂上知香子。
財布に入っているクレジットカードなどの名義も同じであり間違いない。
年齢は生年月日からすると三十二歳。そして住所は神奈川県海老名市になっている。
スマホで住所を検索して見ると実在する住所であり、地図を見る限り住宅地のようだ。
どこかの異世界の女性ではなく、この世界に実在する女性を拉致してきてしまったのかもしれないと、じわりと心の中に不安がこみ上げてくる。
しかしもう後戻りはできない。
バックに入っていたスマホはパスワードロックが掛かっており、中身を見ることは出来なかった。
しかしよく見ると左上にある通信状態を示す表示が圏外になっているのに気がついた。
ここは決して都会ではないが、メジャーな携帯会社の通信状態が圏外になるようなところではない。
ということはやはりこの女性、坂上知香子は別の世界から来た可能性が高い。
そうだとするとこの海老名市の家には誰が住んでいるのだろうか。
そこがこの坂上知香子の家でなければ、間違いなくこの女性は別の世界の海老名市から来たということになる。
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一時間程で坂上知香子は意識を取り戻した。
そして部屋を見回し、俺の顔を見るとうーうーと猿ぐつわのせいで声にならない声を上げて俺を睨んだ。
「気がつきましたか、坂上知香子さん。」
名前を呼ばれて驚いたのか、彼女は一瞬黙った。
「少し理由があって数日間あなたをここで預かります。大人しくしていてくれれば暴力を振るうようなことはしません。大人しくしていただけますか?」
彼女は観念したのか、ゆっくりと頷いた。
「大きな声を出さないと約束して下さいね。大声を出したらどうなるか判りませんよ。」
俺はそう言って猿ぐつわを外した。
「理由があるって、どんな理由なの?教えてよ。私は娘のピアノの発表会に行かなきゃいけなかったのに。」
「それなんですけどね。」
俺はスマホを取り出し、ある画面を表示すると坂上知香子の目の前に突き出した。
「今日の厚木文化会館の催し物の予定です。小ホールの所を見て。」
そこには『16:00~ 平沢婦人会 ベリーダンス発表会』と記載されていた。
「他のホールを見ても、今日はピアノの発表会などないんですよ。」
「そんな・・・どういうこと?」
「あなたはこの世界の人間ではない、俺はそれを確認したいんです。」
「えっ・・・どういうこと?全然意味が分からない。」
「そうでしょうね。」
すでに夕方六時を過ぎており、外は暗くなっている。
俺は彼女の足の拘束を解き、車に乗せるとナビを坂上知香子の自宅にセットした。
ここから三十分くらいの所だ。
彼女はそれを怪訝そうに見ている。
「私を家まで送ってくれるっていうこと?」
「そうだと良いですけどね。」
車を少し離れた路肩に停めると、俺は逃げないように坂上知香子の腕を掴み、一緒に彼女の家に向かって歩き始めた。
スマホの地図に表示されたその家の前まで来ると表札を確認する。
表札は『坂上』になっていた。
やはりここは彼女の家で、ここの奥さんを俺は拉致してしまったのだろうか。
しかしその時家の中から女の子のにぎやかな笑い声が聞こえた。
その声に思わず家の中に駆け込もうとする坂上知香子の腕を掴んで引きとどめた。
「お願いですから、もう少し様子を見て下さい。」
この家は角地になっており、玄関の前から庭の方へ回ると庭の立木の間から明かりのついたリビングが見えた。
小学生くらいの女の子が何かビデオゲームのような物で遊んでいるのが見える。
すると驚いたことに、俺の横にいるはずの坂上知香子がそこに現れたのだ。
「え?何で?何で私がいるの?」
思わず声を出した坂上知香子の口を俺は慌てて押さえた。
「お母さん、お腹空いた。晩御飯まだ?」
「もうすぐお父さんが帰ってくるから、もうちょっと待っててね。」
間違いない。
俺は確信した。やはり俺の横にいるのは別世界の坂上知香子なのだ。
全く同じ顔かたちの人間が存在するとは思ってもみなかったが、もし並べたら区別がつかないだろう。
真っ青な顔をして震えている坂上知香子の耳に家の中の声が聞こえる。
「まゆこ、明日は発表会なんだからお父さんが帰ってくるまで少しフルートの練習でもしたら?」
フルート?ピアノじゃないのか。
やはり微妙なところで違いがあるようだ。
取り敢えず目的は達成したので今日は帰ろう。
坂上知香子は抗うことなく、大人しく俺についてきた。
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「実はあなたを文化会館まで車で送ったのは今日が四回目なんです。」
アパートに戻った坂上知香子にこれまでの経緯を説明すると、首を傾げて信じられないというような顔をしたが、実際に自分の目でこの世界で生きている坂上知香子を目の当たりにしているのだ。
「さっきの人が坂上知香子だとすると、私は誰なの?」
まるで独り言のようにぽつりとつぶやいた。
「僕も真実が何かは判りませんが、あなたはこの世界の人ではないのでしょう。」
坂上知香子は眉間に皺を寄せて俺の顔を見つめた。
「あなたがいた世界とこの世界がどうつながっているのか解りませんが、こちらの世界から見ると、娘さんのピアノの発表会に遅れそうになっていたあの時点から先、何度も僕の前に現れては文化会館まで車で送って貰うということを繰り返していたんです。」
そう聞いても、彼女の記憶では俺と会ったのは今日初めてなのだからピンとこないのかもしれない。
とにかく彼女が暴れ出すこともなく、思いのほか冷静に話を聞いてくれるのは助かる。
「僕はあなたの、僕の目の前で無限に繰り返されるそのループをどこかで断ち切ってみたかった。断ち切ると何が起こるのか。しかし車の中で何度聞いても今日が初めてだというあなたに何を言っても信じて貰えないと思って、今日のような強引な手段を取らせて貰いました。」
普通なら信じるはずもない話だが、たった今もうひとりの自分が、自分の家で生活しているのを目の当たりにしたのだ。
「私はこの世界の人間ではなく、この世界の坂上知香子はさっきの人なんですね。」
悲しそうに坂上知香子は呟いた。ポイントはきちんと理解したようだ。
「そうですね。残念ですが、この世界にあなたの居場所はないと思います。もし良かったら何とか元の世界へ戻るいい方法を思いつくまで、ここに居ませんか?僕にはこの世界へあなたを押し留めた責任がありますから。」
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こうして坂上知香子との同居が始まった。
しかし彼女はこの世界で何かすることがあるわけではない。
朝起きて俺を送り出し部屋の掃除、洗濯、買い物、食事の支度、いわゆる専業主婦と変わらない生活。
逃げ出そうと思っても、行くあてなどない。
そしていつの間にか同じベッドで寝るようになっていた。
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しばらくして俺は坂上知香子を連れて居酒屋『さもりこん』へ出かけた。
「あら庄さん、久しぶりね。」
美香は明るい声で俺を出迎えてくれたが、俺が女性と一緒であることに気づき一瞬顔を曇らせたが、すぐに首を傾げた。
「庄さん、こちらの女の人ってひょっとして…」
「ああ、憶えてた?この人は坂上知香子さん。それから知香子さん、こちらは美香さん、三回目の時に一緒に文化会館へ行った人だ。」
「美香です。お久しぶり。」
笑顔でお辞儀する美香に対し、坂上知香子は当然ながら少し困惑したような表情を浮かべた。
「はい。でも、私には”初めまして”なんですけどね。」
「?」
今度は美香が不思議そうな顔をして俺をみた。
「取り敢えず、生ビールふたつ頼むよ。」
そう注文すると一番奥のテーブル席に座った。
「どういうことなの?説明してよ。」
ビールを運んできた美香は、オーダーも取らずに俺の横に座った。
俺は苦笑いをして、美香に彼女を文化会館に連れて行かずにつれて来てしまったが、この世界の彼女の家にはこの世界の坂上知香子がいて居場所がなくなってしまったことを簡単に説明した。
「それじゃあ、今、知香子さんは?」
「俺のアパートにいる。」
「まじ?」
美香は途端に眉間に皺を寄せ、坂上知香子を睨んだ。
「元の世界に帰る予定は無いの?」
「帰る手段がない。」
「そんな。じゃあ、知香子さんはずっと庄さんの所にいるの?」
「分らない。」
仕事中の美香はいつまでも座って話し込んでいるわけにもいかず、仕事をしながらちょこちょことテーブルに寄っては話に参加してくる。
「美香さんは孝司さんのことが好きなんですね。何だか申し訳ないわ。」
「八方美人なだけだろ。彼女はモテるんだから、別に気にしなくていいよ。」
「あら、気にしてよ。」
いつの間にか後ろのテーブルで片づけをしていた美香がまた口を挟んできた。
「私考えたんだけど、知香子さんの世界とつながっているかもしれない場所は、あのコンビニと文化会館だと思うのね。」
そこまで言うと、美香はまたマスターに呼ばれた。
「ん、もうっ、うるさいな。」
美香がテーブルから離れると坂上知香子が真剣な表情で俺に顔を近づけた。
「私もそう思うの。あのコンビニと文化会館に連れて行ってくれない?」
「あ、それ、私も行きたい。一緒に連れて行って。」
また美香が近づいて声を掛けてきた。
「一緒はダメだよ。知香子さんと一緒に今度は俺達が向こうの世界に行ってしまうかもしれない。この前の文化会館みたいな目に遭いたい?」
美香は力一杯首を横に振った。
「この前の文化会館みたいな、って何?」
拉致したその日はわざと話をしなかったのだが、今はちゃんと話をした方がいい。
「ふうん、その小ホールの扉から帰れるかもしれないってこと?」
「わからない。毎日のように小ホールへは大勢の人が出入りするけど、あそこで行方不明になった人がいるような話は聞かない。あの時に何が起こったのか全く分からないんだ。」
「でもチャレンジしてみる価値はあるわね。」
そう言って坂上知香子は目を輝かせた。
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翌日午後三時に坂上知香子と共にコンビニへ行ってみた。
美香は何かあるといけないということで連れて来ていない。
灰皿のところでしばらく待ってみたが、別の坂上知香子は現れなかった。
坂上知香子がここにいる故に現れないということは、単に時間軸がズレたところで多数の坂上知香子が存在するということではないらしい。
どこかこの周辺に彼女が向こうの世界からこちらへ入り込んだ入り口が開いていないか周辺を確認して見たが、それらしい場所は見当たらず、歩き回っても何も起こらない。
取り敢えずコンビニには見切りをつけて、俺達は文化会館へ移動した。
ここでは坂上知香子だけが文化会館に入り、俺は共連れになることを避けて駐車場に停めた車の中で待つことにした。
陽が暮れて文化会館が閉館になるまで待っても戻ってこなければ、運良く向こうの世界へ戻れたということになる。
しかし、二時間程で彼女はがっかりした表情を浮かべ駐車場へ戻ってきた。
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その夜、坂上知香子はベッドの中で俺に言った。
「もし全然向こうの世界へ帰れなかったら、ずっとここに置いてくれる?」
俺は笑顔を返したが、良いともダメだとも返事をしなかった。
「でも、もし向こうの世界へ帰れたら、孝司さんはそこにはいないのね。」
「いや、それは判らない。もし戻ったらこのアパートへ来てみたら?この世界に別の知香子さんが存在していたように、別の俺もいるかもしれない。でもそこにいる俺は知香子さんのことを知らないと思うけどね。」
坂上知香子はそれ以上何も言わず、俺に抱きついてきた。
「でも何とかして帰らないといけないわよね。私はこの世界に戸籍も何もないんだから。」
それでも満足そう眠りについた顔を見ると、それほどのプレッシャーを感じているようには見えないのだが…
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その次の日も会社を抜け出して、坂上知香子を文化会館へ連れて行ったがやはり何も起こらなかった。
それを繰り返して四回目の日、とうとう彼女は駐車場へ戻ってこなかった。
しかし、本当にちゃんと元の世界へ戻れたのだろうか。
間違ってまた違う世界へ行ってしまったなんてことはないだろうか。
例えば、あの無人だった文化会館の世界に留まってしまうとか。
しかし俺にはそれを確かめる術はない。
もしかしたらひょっこりアパートへ戻ってくるのではないかと気になっていたが、彼女が戻ってくることはなく、午後三時にあのコンビニへ行っても、もう彼女は現れなかった。
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こうして最初にコンビニで彼女を見掛ける以前の生活に戻った。
正確にはちょっと違う。
美香が俺のアパートへ転がり込んできている。
坂上知香子がいなくなったと聞いて、万一彼女が戻ってきた時に俺に対する既得権を主張するつもりなのかもしれない。
まあ、俺もそれを拒否しなかったのだが。
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そして坂上知香子がいなくなって数か月が過ぎた。
買い物があり、海老名のショッピングモールを歩いていると、偶然正面から娘を連れた坂上知香子が歩いてくるのに気がついた。
もちろんこの世界の坂上知香子は俺の事を知らない。
彼女は娘と楽しそうに会話しており、こちらには気付いていないようだ。
俺も知らぬふりをしてそのまま脇をすれ違おうとした。
するとすれ違う瞬間、彼女はいきなり俺の腕を掴んで耳元で囁いたのだ。
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「こっちの世界の旦那はインポなのよ。今度こっそり相手してくれない?」
…
◇◇◇ FIN
作者天虚空蔵
この坂上知香子という女性が、もし不可解な状況に置かれた時に、喚き散らして暴れるような性格をしていたとしたら、話の展開は随分違っていたでしょうね。
この厚木文化会館は実在しますが、全てフィクションです。あしからず。
それからここで登場させたクロロホルムは、映画などで見るようにすぐにパタッと倒れるようなことは無いらしいです。かなり毒性が強く、苦しむそうなので、決して真似をしないように。
いないとは思いますが。