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プルルルルル.......
プルルルルル.......
ガチャッ。
「はい!ロビンタクシーです!」
『あ、すみません。小型1台お願いしたいんですけど。』
「ありがとうございます!どちらまで!」
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『えっと、西駅のバス停前にいるんですけど。』
「西駅バス停前ですねー!お名前をお願いできますかー?」
『澤口です。どれくらいかかりますか?』
「澤口様ですねー。5分くらいで到着すると思いますー。」
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『わかりました、よろしくお願いします。』
「はいー!ありがとうございますー!」
ブツッ。
。。。。。。
あー、今日は疲れたなぁ。
まったく、会社の飲み会なんて拷問でしかないよ。。。
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はぁー。タバコがうまい。
黒木のヤロー、自分が禁煙したら途端に嫌煙家気取りやがって。
何が『おい、俺への嫌がらせか?!』だよ。
つい3日前までお前も吸ってただろーがボケ。
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つーかまだかよ!とっくに5分以上経ってんだけど!
プルルルルル......
プルルルルル......
「はい!ロビンタクシーです!」
『あー、すいません、さっき西駅バス停前に小型1台頼んだ者ですけど、まだ到着しないんですかね。』
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「えっ?まだ着いてませんか!?おかしいな、20分くらい前に出たんですけどね。ちょっと連絡取ってみますんで、すみませんがもうしばらく待って貰えますかー?」
『わかりました。早くお願いしますね!』
「はーい、申し訳ありませーん。」
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「はい、ロビンタクシー。。。」
『おいっ!いつまで待たせんだよ!ホントに出てんのか?』
「すいませんねー、確かに出てるんですけど、お客さんホントにバス停前にいらっしゃいます?どこ探してもいないって言ってるんですよねー。」
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『はぁ?今目の前に西駅前って書かれたバス停が立ってるよ!さっきの電話から何分待ってると思ってんだ!』
「おっかしいなー。確かにそこに到着してるみたいなんですけどねー。もう一回連絡取ってみますんで、すいませんねー。」
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『早くしてくれよ!』
ブツッ。
ふと空を見上げると、もう明るくなり始めていた。。。
作者まりか
ロビたん、タクシーが来ないよ(ΦωΦ)フフフ…
✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻
ちょっとよくわからなかった方の為に♫
元になったこちらの作品もどうぞ♡
「幽霊タクシー2」のコメント欄をお読み頂くと、二度美味しいかと思います(ΦωΦ)
【著作者:ロビンⓂ様】
「幽霊タクシー」
http://kowabana.jp/stories/24000
「幽霊タクシー 2」
http://kowabana.jp/stories/24001