革紐(リアル都市伝説?)

短編2
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革紐(リアル都市伝説?)

 そういえば、あの話はどうなっただろうか?

 チョーカーのこと。

 日本の一般的な死刑は、床落下式。即死できるが大掛かりでもある。床が開いて落下する。

 そもそも、(苦しみが少ない配慮で)慈悲の価値・義理があるかという問題に加えて、まず第一に今回・現状の外患罪や共謀罪とかの死刑予定者は多すぎる。

 これまでやってきたことから楽に死なせるなんて心情的に許せないし、さらには現実的な手間や体裁との兼ね合いもある。あまり手間をかけた残酷な刑罰は難しいだろう。

 普通に考えたら、射殺・強制送還や銃殺・絞首刑なんだろうし、逮捕すらなく射殺される人も多いだろう。あるいはまとめて祖国に強制送還か。

 ただ、いくら「死刑」という形式での処理人数を絞り込んでも(即時射殺以外での)、罪が重すぎたり、生かしておくだけで害になるような人も相当数多いだろう。

 そういう人たちをどうすればいいか。

 アイデアは既に出ているらしい。

 その一案が「チョーカー絞首刑」。

 必要なのはバケツと人数分の革紐だけ。手間も金もかからないうえに、それなりの効果が期待できる妙案でもある。

 濡らした革紐を首に巻くと、乾くにつれてゆっくりと絞まっていくから、ちゃんと反省しながら苦しみのたうち回って死ぬ。死にきれなくても、そのまま火葬や土葬・水葬してしまうだけ。

 実際、どうなるのかな?(期待)

 なんでそんなことを知っているかって?

 だって、私が発案者だから(笑)。

Concrete
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