Mountain of Snow Woman【リレー作品①】

中編5
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Mountain of Snow Woman【リレー作品①】

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2月13日 土曜日 晴れ。

サークルメンバーでユキアネ山のゲレンデ付きホテルに来た♪

部屋も料理もすっごい豪華!!

友達のコネのおかげでタダ同然なの(^_^*)

豪華すぎて、貧乏性の私は寝れなそう…(笑)

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今から明日は最高の思い出になるって確信がある!

だから決めてるの。明日こそ伝えるって…

今までみたいにここでつぶやくんじゃなくて、ちゃんと直接言ってくるから

みんな応援しててね!

明日は目一杯遊ぶ予定なので、コメント返信・ブログ更新は明後日の月曜日にします。

では、おやすみなさい!

以上、サクラでした☆

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ピピッピッピッ…

『…よし、ブログ投稿完了!』

隣のベッドで寝言を言っている千夏が起きないように、電気を消してベッドに潜り込む。

明日は皆でスキーをする予定。

春に卒業を控えている私達にとって、今のメンバーで思い出を作ることはとても大切な事だった。

でも、私にはそれ以上の使命がある!

『…明日こそ…、伝えなくちゃ…!』

自分の荷物の中に見える、小さな赤い箱。

私は高鳴る胸のリズムを感じながら、眠りについた。

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「春美~!ほらこっちこっち!」

『今いく~!』

真っ青な空に昇る太陽、光り輝く一面の白い雪。

絶好のスキー日和だった。

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『あれ?秋良と冬弥は???』

「アッキー達なら3番リフト乗り場の前で待ってるって。」

私達は足早にリフトへ向かった。

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「あ、いた!おーい!」

千夏の大きな声でこちらを向く秋良と冬弥。

「遅いぞ~、冬弥と2人で先に乗ろうかと思ったぜ。」

『アハハごめんごめん、冬弥もごめんね?』

「ん?俺は別に大丈夫だよ~。」

「というかアッキー、いきなりここから滑る気?あんた初心者も同然でしょ!?」

リフト前にはでかでかと【中~上級者向けコース行き】と書かれていた。

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「いーんだよ!俺はスポーツ特待生だからな~。スケートできるし問題なし!」

「俺は(秋良がどうなっても)かまわないよw」

『秋良がそう言うなら(一度痛い目にあえば)いいんじゃない?』

「そうだね~、私も(一回懲りれば)いいと思うw」

「よっしゃ決まり!さあ乗ろうぜ!」

私達は、意気揚々とリフトに乗り込む秋良に続いた。

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真っ青な空の下で、リフトに揺られながら私達は他愛のない雑談をしていた。

「で、今日こそするの?コ・ク・ハ・ク♡」

『ちょっ…なんで知ってるの!?』

千夏はニヤニヤしながら答える。

「親友の私が気づかない訳ないじゃ~ん!で、いつするの?」

『うん…、夕方…帰る前にテラスカフェで言おうかなって…。』

「いいねぇロマンチックで!じゃ、お邪魔な方は私が構っておくよw」

『う…あ、ありがとう。』

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「でもさあ…」

『なに?』

「私のパパのコネでどこでも行けるとはいえ、なんでココにしたの?

もっとほら、ディズ○ーやユ○バとかの方がよかったんじゃない?」

『エヘヘ、それには理由があるの!』

「そうなの?」

『うん!』

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『あのね、ユキアネ山のどこかにお屋敷があって、そこには雪女が住んでるんだって。

そのお屋敷から見えるのがこのゲレンデで、雪女が認めてくれた恋は叶うらしいの!

でもそのお屋敷は探しちゃいけないんだって。なんでだろう?』

「え~、それって嘘くさぁい。確かにこの山には持ち主が<行方不明>で放置された別荘がいくつかあるらしいけど…」

『もう!千夏は夢がな~い!』

「私は現実主義なのでね!w」

前に乗っている男2人は、当然私達の会話が聞こえていないようで

ゲレンデの景色の美しさに大はしゃぎだった。

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リフトで登り始めてどのくらいたっただろうか…

話に夢中だった私達は、秋良の声で異変に気がついた。

「おい!雪が降ってきたぞ!?」

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『え?…あ、本当だ!いつの間に…』

「俺達以外の利用者やスタッフも見当たらなくない?ちょっとまずいかもね…。」

どうして私達は気づかなかったのか不思議なくらい、空から降る雪は激しさを増していた。

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『千夏、リフトはあとどのくらいでつくの?』

「うーん…、実はもう着いてもおかしくないんだけど…。」

「このまま登ってさらに雪が強くなったら危ない。ここで飛び降りて下ろう。」

「よし!お前ら気を付けておりろよ!」

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…ここで秋良のおバカ脳が仇になった。

スキー板をブーツに付けたまま降りた秋良は、そのまま滑り出してしまった。

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「お?ぉお?ぉぉぉおぉおお!?」

『え!?ちょっと秋良!?』

「秋良止まれ!それかわざと転ぶんだ!」

「無理無理無理ぃぃぃいいい!!!」

秋良は雄叫びを上げながら、ゲレンデのコースから外れ、森の中へ突っ込んでいった。

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秋良を追いかけて森に入る私達。

数分後、茂みに頭から突っ込んでる秋良を見つけた。

3人がため息交じりに引っ張り出す。

「ふう…秋良、お前バカだろ。」

「…すまん。」

「アッキーじゃなくてアホッキーだね。」

「…言い返す言葉もないぜ…。」

どうやら怪我もなさそう…

私は安心してあたりを見回し、あることに気がついた。

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『…ねえ、私達…、どっちからきたっけ?』

「え?ほら足跡が…って、あれ!?無い!!」

私達の足跡は、新しく積もった雪によって消えていた。

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降雪はさらに激しくなり見渡す限りの木々も白くなり、視界がますます悪くなる。

「まずいね…、早くホテルまで戻ろう。」

「でもどっちに行けばいいの?」

『…。』

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どちらに行くかもわからず、立ち尽くす私達の背後から突然の強い風が吹き付けた。

「ひゃーつめたい!」

『吹雪になってきたね…。』

風の吹く方へ視線を移すと…

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強風によって木々が掻き分けられたかのように、1本の道ができていた。

(さっきまでこんな道見えていたっけ…?)

私達の視線は釘付けだった。

まるで、森が狂気の口を開けたかのような白銀の道に…

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つづく

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なんともロマンティックな舞台背景。
そこに落とされたミステリアスな伝説。

ワクワクが止まりません!

マミお姉様~ごきげんよーう!
コメントありがとうございます!

この番長、今回の背景画像は
いつも怖くてテキストモードで読んでいると噂のマミお姉様のために
鏡水花お姉様のご指導の下、怖くない背景画像を心掛けてみました!
いかがでした???
マミお姉様が面白く読んで頂けたなら番長も本望です!w

妖怪ウォ○チ…
アンカーのあの人ならやりかねませんね…w

フレールさん こんにちは
コメントありがとうございます!

おっと!?
そんなプレッシャーかけたら逃げ出そうとする白い顔のアイコンさんが出てきちゃいますよw
あ、ですがご心配なく。
しっかり縛り上げて捕まえておきますのでw
よもつ様と一緒にw

にゃんさん ごきげんよう!
コメントありがとうございます~。

おや?アイコン変えました??
それは…ロヂウラぐらしですね!?w
可愛いですよね~ww
きゅんきゅんしちゃう!
おっと、話がずれた…w

見事がなんてぇ~でへへw
ありがとうございますぅ~w
さあ走り終わった番長と一緒に沿道で応援しましょう!

きゃぁ~!我が敬愛の鏡水花お姉様!
コメントありがとうございますw

お姉様ならどんな変化球も受け止めて綺麗に整えてくださると思っていますので
番長は何も心配はしておりませんw
ぜひ第二走頑張ってくださいまし~!

ごきげんよう マガ兄様。
コメントありがとうございます!
もう投稿する30分前からドッキンドッキンバックンバックンでしたよwww

さぁ、本当に雪女なのでしょうか…?
続きが楽しみですね…ふふふw

あ、何度も言いますがゾンビ系はダメですからねw

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